ニュース

熊本のバス・電鉄・市電に共通定期「ふらピッと」 タッチ決済で月額上限

熊本県内の交通事業者6者と三井住友カード、ジェーシービーは、タッチ決済を活用した新共通定期サービス「ふらピッと」を2027年4月1日に開始する。バス・電鉄・市電をまたいで対象運賃を合算し、月額上限に達すると対象の乗車に追加料金がかからなくなる。

よく利用する区間の運賃額を基準に、月額の支払上限を設定する。対象路線で登録した運賃額以内の区間を利用すると、その運賃が1カ月の合算対象となり、月額上限に達するまでは利用の都度請求される。上限到達後は対象分の追加請求がなくなるが、登録した運賃額を超える利用の超過分は別途請求される。

通勤・通学向けの月額上限は、登録する運賃額に応じて設定。価格は現行の定期券を基本とするが、券種や利用条件によって負担額が増減する場合がある。このほか、全線フリーの商品として、小児は月額3,000円、70歳以上は同7,200円、障がい者は同5,040円を上限とする予定。いずれも税込みで、一部対象外の系統がある。

利用には、専用Webサイト「Pass Caseエントリー」でタッチ決済対応のクレジット・デビット・プリペイドカード、または対応カードを設定したスマートフォンなどを登録する。乗降時は、登録したカードや端末を車内などの専用端末にタッチする。

通学証明書や障がい者手帳なども画像のアップロードで提出でき、登録・更新手続きをオンラインで完結できる。一部の自動更新に対応するほか、窓口での登録も受け付ける予定。

対象は熊本市電、熊本電鉄と、九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、熊本都市バスのタッチ決済対応路線。一部の高速バスやコミュニティバスは対象外となる。決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯に対応する。

事前登録は2027年3月下旬にWebと窓口で開始予定。サービス開始当面は現行定期券と並行して運用し、同年10月1日にバス・電鉄電車の「くまモンのICカード」定期券の利用を停止する。