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ホンダ、交換式バッテリーで建設現場を電動化 建設中の「Torch Tower」で実証

ホンダは、東京都およびカナモトと連携し、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を活用した建設現場における交換式バッテリー共用化の実証事業を開始した。実証は、東京都千代田区大手町で建設中の「Torch Tower」で行なわれる。実施期間は2027年3月まで。

建設業界では、脱炭素化や静音化の観点から電動建機の導入が期待される一方、現在はガソリンエンジンを使用した建設機械が主流になっている。その背景の一つに、電動建機のメーカーや機器ごとにバッテリーや充電器の規格が異なることによる、管理の煩雑化という課題があるという。

実証では、複数の電動製品で共用可能な交換式バッテリーとしてモバイルパワーパックを活用し、電動建機・機器の導入、バッテリー共用環境の構築を通じた建設現場の電動化に向けた実用性を検証する。

実証の場となるのは、Torch Towerの建設現場。2028年の竣工後には日本一の高さとなる建物であり、その建設現場では多様な建設機械や機器が運用されることから、検証には最適なフィールドとされている。

高圧洗浄機・投光器などの建設機材やEVバイク、自走式台車など、さまざまな電動機器間でバッテリーを共用し、充電・交換・持ち回りを含む実運用での有効性や課題の検証を行なう。あわせて、電動建機・機器の特長である、排出ガスゼロ化、騒音・排熱の低減、充電待機時間の短縮などの効果検証を行なうほか、モバイルパワーパックから各使用機器の稼働状況や消費電力などのデータを収集する。

これらの検証を通じ、建設現場での運用ノウハウの蓄積や搭載機器の商品改良につなげるとともに、脱炭素化と生産性向上の両立を図る新たなエネルギー利用モデルの確立を目指す。