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アンソロピック「ミュトス」提供拡大 防御・レッドチームで利用可能に
2026年10月7日 16:20
Anthropicは6日(米国時間)、サイバーセキュリティ専門家向けの「Cyber Verification Program(CVP)」を拡大した。これにより、一部組織に限定して提供してきた最上位モデル「Claude Mythos 5.1(ミュトス)」を、より多くのセキュリティ専門家や組織が利用できるようになる。
同社はこれまで、重要なソフトウェアを保護する組織にClaude Mythosを提供する「Project Glasswing」と、審査済みの組織にClaude OpusやSonnetのサイバー関連制限を緩和したモデルを提供するCVPの2つのプログラムを展開してきた。
今回、両プログラムを統合し、用途に応じて「Defense Access」「Red Team Access」「Specialized Access」の3段階のアクセスレベルを設ける。
Defense Accessは、インシデント対応やマルウェアのリバースエンジニアリング、脆弱性分析などの防御業務を対象とする。
Red Team Accessは、Defense Accessの用途に加えて、承認された侵入テストやレッドチーム活動を可能にする。なお、ランサムウェアの展開や物理システムへの損傷など、大規模な混乱を引き起こす可能性のある操作は引き続きブロックされる。
最も制限が少ないSpecialized Accessでは、航空運行システムや電力網、通信ネットワーク、銀行間送金インフラ、政府行政ネットワークなどのシステムをテストすることを許可された、一部組織が対象となる。なお従来のProject Glasswing参加組織は、Specialized Accessに再審査無しで移行となる。
各アクセスレベルではClaude Mythos 5.1のほか、「Claude Opus 5.5」や「Claude Sonnet 5.5」などを利用できる。
CVPは、Claude Platform、Google CloudのVertex AI、Microsoft Foundryで利用できる。Amazon Bedrockでは「Enterprise Frontier Safeguards(EFS)」の対象ユーザーのみ利用可能。
CVPの参加組織には、不正利用を監視するためにデータ保持が求められる。今秋後半にEFSが提供開始されると、対象組織は自身で管理するクラウドインフラにデータを保存できるようになる。

