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リチウムイオン電池の安全回収容器・遠隔監視実証 モバ充の火災事故防止
2026年10月7日 12:23
越谷市、アンカー・ジャパン、松田産業、電知、NTT東日本グループのビオストックおよびNTTテレコンは、安全回収容器「DENPOI」を越谷市リサイクルプラザとAnker Store 越谷レイクタウンの2カ所に設置し、家庭などから排出されるリチウムイオン電池の安全な回収・収集運搬・処理に関する有用性を検証する。実施予定期間は10月1日~11月30日。
環境省が実施する「リチウムイオン電池等の製造・販売事業者等と連携した回収体制構築実証事業」に採択されたことから実施する、官民連携での実証事業。電知が提供する安全回収容器DENPOI、NTTテレコンが提供する監視・遠隔保守ソリューションなどを活用し、適切な分別排出の促進や安全な回収体制の構築に向けた知見の取得を目指す。
実証では、メーカーを問わず、リチウムイオン電池を使用した製品を回収。自治体の回収拠点に加え、市民が日常的に利用する民間店舗を回収拠点とすることで、適切な分別排出を促すとともに、回収機会の拡大を図る。越谷市リサイクルプラザでは膨張したリチウムイオン電池等、Anker Store越谷レイクタウンでは他社製品や膨張品も含めたモバイルバッテリー、ワイヤレスイヤフォン、電子タバコを対象とする。
回収した製品は、DENPOIを活用して安全に保管し、収集運搬、リサイクル処理までを一連の工程として実施する。また、DENPOIに遠隔通知機能を組み合わせ、万が一、消火用の砂と薬剤が作動した場合に管理者へ通知することで、発火の早期把握と被害拡大の抑制につながる運用の実用性を検証する。
DENPOIは電知が開発した、砂の消火・断熱効果を活用したリチウムイオン電池専用の回収・保管容器。電池が発火した際には消火用の砂と薬剤が落下し、電池を砂で覆う構造により、発火・熱暴走時にも延焼や周囲への被害を抑えながら、安全に一時保管できるとしている。特別な電源や大掛かりな設備は不要で、公共施設・店舗・事業所などに設置しやすいことも特徴。
遠隔通知機能は、NTTテレコンの通信端末「グッとびくんM2」を利用した集中監視システム「テレコンスマートサービス24」を活用。DENPOIの消火用の砂と薬剤が落下した際に無人でも通知が可能となる。
リチウムイオン電池の収集運搬・保管、リサイクル処理は松田産業、実証全体の工程管理、予算管理、効果検証、成果品作成はビオストックが担う。
近年、モバイルバッテリーをはじめとしたリチウムイオン電池使用製品の、廃棄物処理施設や収集運搬車両などにおける発煙・発火事故が全国的な課題となっている。こうした火災事故を防止するためには、生活者による適切な分別排出だけでなく、排出後の回収、収集運搬、保管、処理に至る各工程を通じて、安全性を確保することが重要となる。
安全な回収体制を継続的に運用するためには、自治体、製品を製造・販売する事業者、回収・リサイクルを担う事業者、安全対策技術を提供する事業者などが一体となって取り組む必要がある。そこで今回、越谷市、製造・販売事業者、回収・リサイクル事業者、技術提供事業者が連携して検証を行ない、リチウムイオン電池等による火災事故の防止につながる、安全かつ持続可能な官民連携型の回収体制の構築を目指す。
回収場所の所在地は、越谷市リサイクルプラザが越谷市大字砂原355番地、Anker Store越谷レイクタウンが越谷レイクタウンKaze 3階。



