ミニレビュー
防災の第一歩に「ウォッシャブルタンク」 防災用品も入る給水タンク
2026年9月12日 10:00
災害関連のニュースを見る度に、防災対策をしなくてはいけないと思いつつ、これまで災害に遭遇したことがなかったこともあり、本格的な対策をしていませんでした。
ただ、8月に筆者の住む千葉で記録的な豪雨が発生し、自宅周辺で道路が冠水したことで、意識が少し変わりました。災害が実際に身近で起こり、自分もいつ当事者になってもおかしくないと感じるようになりました。
そこで、これを機に本格的に防災用品をそろえようと思い、購入したものの1つが、岩谷マテリアルの「ウォッシャブルタンク」です。同商品は、災害が起きる度にネットで話題になっているのを見かけ、以前から気になっていました。
今回はシリーズのなかから、ポリカーボネート製の12Lモデルを購入。防災対策をしながら、使い勝手を確認してみました。
ウォッシャブルタンクについて
ウォッシャブルタンクは、水を入れて持ち運べる給水タンクです。シリーズには10L、12L、20Lのほか、20Lのキャスター付きモデルなどが用意されています。今回購入した12Lモデルのみ、ポリカーボネート製で、ほかはポリエチレン製となります。
給水口は大きく、タンク内部に手を入れて洗えるのも特徴です。水を必要な分だけ注げるコックも付属しています。大きなキャップの裏側には小キャップまたはコックを収納できます。
今回購入した12Lモデルは、ポリカーボネート製の透明なボディを採用しており、中身を確認しやすくなっています。本体サイズは300×230×290mm、重量は0.85kgで、コックは蛇口式です。
同商品のポリエチレン製モデルも水ににおいがつきにくい素材を使用していますが、12Lモデルはよりにおいがつきにくいとされており、これが12Lモデルを選んだ理由です。
ポリエチレン製の10Lや20Lモデルは1,000~1,200円程度で購入できますが、今回の12Lモデルは約3,600円と、価格には差があります。非常時には飲料水を入れることも考えているため、多少価格が高くても、できるだけ水に容器のにおいがうつりにくいものを選びたいと考えました。
思ったよりコンパクト
実物が届いて最初に感じたのは、思っていたよりコンパクトだったことです。12Lの水が入るので大きな給水タンクを想像していましたが、それほど大きさは感じませんでした。
満水時の持ち運びについては、筆者は自宅でウォーターサーバーを利用しており、普段から12Lの水が入ったボトルを交換しているため、同じ12Lなら問題なく運べるだろうと考えていました。
実際に水を入れて持ってみると、水だけで12kgになるため決して軽くはありませんが、問題なく運べました。持ち手がしっかりしていることもあり、普段交換しているウォーターサーバーのボトルよりも持ち運びやすく感じました。
水へのにおい移りに関しては、タンクに水を入れて1日置いてみましたが、特に気になるにおいは感じられませんでした。少なくとも短期間の保管であれば、におい移りは気にしなくてもよさそうです。
筆者は二人暮らしで、確保できる水の量と持ち運びやすさのバランスを考えると、12Lモデルはちょうどよいサイズだと感じています。
使わない時は防災用品入れに
岩谷マテリアルは公式サイトなどで、ウォッシャブルタンクの中に防災用品を保管しておく使い方も紹介しています。タンク内に非常食や飲料水、カセットボンベなどを入れておき、それぞれの使用期限をシールなどに書いてタンクへ貼っておけば、備蓄品の管理にも活用できるというものです。
また、タンク内にエコバッグも一緒に入れておき、実際に給水タンクとして使う際には、中の防災用品をエコバッグへ移すという方法も紹介されています。
筆者も、非常食や衛生用品などを少しずつそろえながら、自宅にある災害時に使えそうなものをこのタンクにまとめています。実際に入れてみると結構入るので、12Lモデルは防災用品入れとしてもちょうどいいと思いました。
防災対策を始めるきっかけに
防災対策の第一歩として購入したウォッシャブルタンクの12Lモデルは、満水にするとそれなりに重くなりますが、無理なく持ち運ぶことができ、二人暮らしにはちょうどよい容量でした。
水を運ぶ際には、手で持つよりもリュックに入れて背負った方が負担を軽減できそうです。また、豪雨の中を避難する可能性も考えると、タンクをリュックの中に収納できれば、リュックの中まで雨で濡れてしまった場合でも、タンク内に入れたものは濡れずに済むため安心です。
そこで、タンクごとリュックに収納できないか試してみましたが、12Lモデルは無印良品の「肩の負担を軽くする 撥水リュックサック」などの筆者が普段使っているリュックには入りませんでした。
そこで気になっているのが、ひと回り小さい10Lモデルです。実際に試したわけではありませんが、12Lモデルより小さいため、少し大きめの「肩の負担を軽くする 撥水 上から開く リュックサック」であれば収納できるかもしれません。
10Lモデルはポリエチレン製なので、水へのにおい移りがどの程度あるかは気になります。この点が問題なさそうであれば、持ち運び用として追加で購入するのもよいかもしれません。
ウォッシャブルタンクを購入したことで、普段から中にどのような防災用品を入れておくべきか考えるようになりました。まずはこのタンクを防災用品入れとして使いながら、必要なものを少しずつ追加していこうと思います。








