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Lime、首都高への誤進入防止策 出入口を走行不可能に

電動モビリティシェアサービスを展開するLimeは、電動モビリティの首都高速道路への誤進入を防ぐ取り組みとして、ジオフェンシングを首都高速道路の出入口39カ所に導入した。ジオフェンシングを活用し、東京都23区内の人口の7割以上が暮らすエリアをカバーする。

首都高速道路での導入場所

同社が2月に開始した、電動モビリティサービスとして国内初となる、ジオフェンシングによる首都高速道路への誤進入防止の取り組みを発展させたもの。警視庁および首都高速道路の協力のもと、誤進入リスクが高いエリアを中心に導入箇所を順次拡大し、出入口39カ所での導入に至った。

ジオフェンシングは、GPSなどの位置情報を用いて地図上に仮想の境界線(ゾーン)を設定し、車両が適用区域に入ると速度抑制やモーターへの電力供給遮断などを自動で行なう技術。Limeでは、首都高速道路の出入口付近に走行禁止ゾーンを設け、ユーザーが特別な操作をしなくても安全性を確保できる点を特徴とする。

ジオフェンシング

Limeは、渋谷ハロウィーンや東京2025世界陸上競技選手権大会などのイベント開催時にも、交通規制に連動して同取り組みを実施している。