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ATOK、実質2倍に値上げ 26年2月から月額660円

ジャストシステムは、日本語入力システムのサブスク「ATOK Passport」を、2026年2月から月額660円に統一する。従来提供していた月額330円のベーシックプラン等を廃止し、プレミアムプランのみにすることから実質的な値上げとなる。なお、年間プランは7,920円で用意されるが、年間プランによる割引などはない。

現在「ATOK Passport [ベーシック]」を利用中のユーザーは、2026年1月まで利用が可能。2026年1月から自動的にプレミアム月間プランに移行されるため、1月中はベーシックプランの料金でプレミアムの機能を利用できる。2月以降は月額660円での契約となる。

ATOK Passport以前からサービスが提供されていた「ATOK for Windows 月額版/Mac 月額版」については、2026年1月31日で自動的に解約されサービスが終了。新たに利用するには新規にATOK Passport [プレミアム] 月間プラン等を契約する必要がある。

GooglePlayストアの「ATOK for Android」契約者は12月24日以降、次回の更新は行なえなくなり、新たにATOK Passport [プレミアム]の契約が必要になる。

新規契約の場合は辞書もリセットされるため、エクスポート・インポートが必要になる。

今回のプラン刷新は、ATOK Passportが2026年2月からリニューアルされることに伴うもの。同日提供が開始される「ATOK for Windows」では新たに、生成AIによる文章作成アシスタント「ATOK MiRA(エイトックミラ)」が実装されるほか、ARM64にネイティブ対応。6月からは「ATOK Sync AP」をリニューアルした「ATOK Sync One」を提供し、Windows、Mac、Android、iOSすべてで変換辞書のデータ同期が可能になる。