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1週間以上使えるスマートリング「RingConn第2世代」 日本本格展開

RingConn 第2世代

RINGCONN(HONG KONG)は、スマートリング「RingConn 第2世代」を5月から一般販売する。価格は52,800円で、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ、蔦屋家電で販売する。RingConn 第2世代は、2月から4月21日までMakuakeで先行販売しているが、以降は実店舗でも購入できるようになる。

RINGCONNは2021年に香港で設立されたヘルステック企業。スマートリング「RingConn」は、2024年夏にKickstarterで440万ドル(約6.6億円)の支援を集めた。RingConn 第2世代では、夜間呼吸パターンモニタリング機能を新たに搭載し、呼吸の変動を高い精度で検出できるほか、AIにより睡眠を分析、スコアを算出し、睡眠に関するアドバイスを行なう機能などを強化した。ほかにも、バイタルデータ、身体活動、生理周期などを分析し、利用者にあわせたコンディション提案を行なうスマートリングとなる。

RingConn 第2世代

さらに4月以降は多くのスポーツモードを追加予定。睡眠・健康などの特徴に加え、スポーツの活動データの把握やコンディション提案なども強化していく。

サイズは6号~14号まで展開し、本体はチタン合金を採用。厚さ2mm、重量2gという薄さ・軽さも特徴で、8日に開催された製品説明会では「究極の軽薄デザイン」(Ringconn CMO/VPのフランク氏)と強調された。また、IP68防じん・防水に対応し、センサーには4つのPPG光学センサー、2つの温度センサー、3D加速度計を備える。

実際にサイズ10のOura Ring 4と比較してみたが、RingConnのほうが少し薄く、また1gの差だが軽さは感じられた。

バッテリ持続時間はリングサイズによって異なり、サイズ6~7が10日間、8~11が11日間、サイズ12~14が12日間。ポータブル充電ケースと併用すれば、150日以上の連続使用も可能となる。また、サブスクリプション不要で、購入後に追加費用なしで全機能を利用できる点も特徴。スマートフォンはiPhoneとAndroidに対応する。

商品ではなくライフスタイルの一部に

Ringconn CMO/VPのフランク氏は、欧米で先行して展開したRingConnの評価やシンガポールではナンバーワンのスマートリングになっていることなどを紹介。睡眠モニタリングの精度の高さや、眠りの深さや段階だけでなく、寝返りの数などもチェックでき、日々の健康管理に役立てられるとする。

Ringconn CMO/VPのフランク氏
NASAや中国南極科学考察隊との協業もアピールした

睡眠管理に加え、ストレスレベルの把握もユーザーからの評価が高く、好評という。運動モニタリングはランニング、ウォーキング、サイクリングなどにリアルタイムで対応。さらに今後多くのスポーツモードを追加するほか、ChatGPTと連携したアドバイス機能も追加予定。

ChatGPTによるアドバイスは、米国と欧州から開始するが、運動前に今の自分の状態を把握したり、どのような運動をやるべきかを提案するほか、適切な睡眠のための運動を促したり、ストレスが高い場合の運動を促すといった機能となる。なお、運動データは、AppleヘルスケアとGoogle Fitなどの健康アプリにもインポートできる

活動データを管理

RingConn 第2世代では、バッテリー持続時間も特徴で、10~12日間は充電無しで動作。フランク氏も6日間の日本出張で「充電器を持ってきていない」とのこと。

Android/iOSに対応し、サブスク費用も不要な点も特徴で、競合に対する価格競争力の高さもアピールする。「昨日ヨドバシカメラやビッグカメラの売り場をみてきたが、日本の店では細かなスペックをしっかり比較して、見てもらえる。RingConnの良さを分かってもらえるはず」(フランク氏)と言及。日本市場については、「健康意識がとても高く、長寿なマーケット。健康に対する意識が高く、若い人だけでなく様々な年齢層で使ってほしい。家族と一緒に健康管理していくことも想定している。また、日本はデザインに対する要求レベルも高く、クリエイティブなものが多い。日本市場に向けてデザイナーやブランドとのコラボレーションなど、日本市場に向けた新製品も展開したい。商品ではなくライフスタイルの一部として皆さんに活用していただきたい」と語った。