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JR東と東大が100年協定、TAKANAWAに地球の健康がテーマの東大キャンパス

JR東日本と東京大学は、「プラネタリーヘルス」をテーマに、100年間の産学共創協定を締結した。東大のキャンパス「東京大学 GATEWAY Campus」をTAKANAWA GATEWAY CITYにオープンし、駅・鉄道を実験場として課題解決に取り組んでいく。

産学共創のビジョンは「プラネタリーヘルス」。「人の経済活動が、健康や都市環境、地球上の生物・自然に与える影響を分析し、『人・街・地球』の全てがバランスよく良好に保たれるようなくらしづくりを目指す考え」とし、「100年先の未来につながる持続的なくらしづくりに挑戦する」という。

TAKANAWA GATEWAY CITY複合棟ⅠSouth 9階には、このプラネタリーヘルスをテーマにした東大の新しいキャンパス「東京大学 GATEWAY Campus」(約300坪)がオープン。ラウンジを含むコラボレーションエリアとラボエリアからなり、東大のほかのキャンパスと連携しながら、さまざまな企業やアクセラレーターとの共創を生み出していく。

TAKANAWA GATEWAY CITY複合棟ⅠSouth 9階に、東大の新しいキャンパス「東京大学 GATEWAY Campus」(約300坪)がオープン
コラボレーションエリア
ラボエリア

共創協定ではまた、TAKANAWA GATEWAY CITYをはじめJR東のインフラを実験フィールドとして東大が実証を行ない、JR東の各事業にイノベーションをもたらすといった取り組みも行なう。

TAKANAWA GATEWAY CITYでは具体的に、街のデータ基盤(都市OS)を活用して個人に最適な食事をおすすめしながら街全体でフードロスを削減する取り組みや、栽培や素材化から商品化まで見込む先端的な都市緑化施策、オフィスワーカー向け食堂で培養肉の提供や開発、住宅棟の住民に最先端の睡眠解析アルゴリズムを用いた快眠につながるサービスを提供する、といった取り組みを検討。情報学、農学、生物工学、医学など各分野で実施する形で、フィードバックやデータ分析を行なって実用化に向けて取り組んでいく。