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TOEICがデジタル認定証 紙は廃止へ ブロックチェーン活用

TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、4月以降に実施するTOEIC Program公開テストで、デジタル公式認定証の提供を開始する。2024年度以降、紙の公式認定証は廃止される予定。

Web上での出願やエントリーが主流となっていることを受けたもの。ブロックチェーン技術を活用し、紙の認定証の偽造防止と同程度に改ざんを防止できるデジタル公式認定証を発行する。これによりオンラインでスコアを提出でき、利便性向上につながるとしている。団体特別受験制度(IPテスト)は対象外。

紙で発行する公式認定証は、2023年度は発行し、2024年度以降は廃止する予定としている。

デジタル公式認定証は、試験から19日後にTOEICのWebサイト上で表示され、スマートフォンやPCからいつでも確認が可能。試験日から5年間は表示され、5年経過後は表示されなくなる。5年以内であれはPDFでダウンロードも可能。PDFにはQRコードが記載され、読み取ることでデジタル公式認定証を確認できる。なお企業や大学でPDFの公式認定証を提出できるかどうかは事前に自身で確認しておく必要がある。