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イトーキ、ガラスに貼れる透明吸音パネル「iwasemi HX-α」

イトーキは、視聴触覚のデジタル技術を持つベンチャー企業ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)と共同で、透明な吸音パネル「iwasemi HX-α」を開発した。発売は2022年夏頃を予定。

iwasemi(イワセミ)は、音響メタマテリアル技術にPxDT独自の吸音設計技術を応用して開発された吸音材。吸音周波数特性の柔軟性や、高い吸音率と薄型化の両立、素材の選択自由度と加工自由度の高さなどを特徴とする。

iwasemi HX-αは、PxDTの音響メタマテリアル技術にイトーキのデザイン・設計技術を掛け合わせ開発した、ガラスに貼れる透明吸音パネル。新型コロナによる影響で、オフィス内でのWeb会議の増加や、オフィスが少人数利用の狭小方式へ変化しつつある中、ガラスに囲まれた狭小空間につきまとう反響音の問題を解決するため共同開発されたもの。

iwasemiの素材自由度を活かし、透明な樹脂による吸音構造を実現。人の声に多く含まれるという500~1,000Hzの周波数帯に特化した吸音構造設計で、6色の組み合わせにより、空間になじむ多彩な表現が可能としている。これらにより、ガラスの反響音を抑え、話しやすいクリアな空間を実現する。