ニュース

Web会議の映像・音声をアップグレード。ローランド「UVC-02」

UVC-02

ローランドは、高品質なマイク・カメラをシンプルに接続して利用できる、Web会議やライブ配信に向けたドック「UVC-02」を3月下旬に発売する。組み合わせを想定したグースネック・マイク「CGM-30」も同時に発売する。いずれもオープン価格。市場想定価格はUVC-02が42,000円前後、CGM-30が10,000円前後。

Webプレゼンテーション・ドックと名付けられた「UVC-02」は、ノートパソコンなどに内蔵のカメラ・マイクを高品質なものに置き換える際に便利なドック。HDMI出力が可能なカメラや、XLR端子を備える高品質なマイクを接続でき、パソコンとはUSBケーブル1本で接続するだけのシンプルな構成とした。コンデンサーマイクを駆動するファンタム電源にも対応している。またヘッドセット(マイク付きヘッドホン/イヤホン)用のステレオミニ端子も備えた。

本体のノブやボタンで映像や音声のオン・オフや調整がすぐに行なえる。イコライザーやオーディオ・エフェクト、エコー・キャンセルやノイズ・リダクション機能も用意されている。プレゼンテーションのスライドのページ送りなどに割り当て可能なボタンも備えており、プレゼンテーションに集中できるとしている。

BGMなどに使うオーディオ入力端子を装備。ほかにも、拍手や歓声といった効果音を加えたり、ボイスチェンジ・エフェクトなども利用したりできる。さらにローランドのiPad用スイッチャー・アプリ「AeroCaster Switcher」(無料)とも連携できる。

対応するWeb会議プラットフォームは、Zoom、Microsoft Teams、Webex by Ciscoなど。パソコンとUSB 3.0で接続する。入力映像は480p~1080pで、UXGA(1,600×1,200)なども入力可能。出力映像は1,920×1,080、1,280×720、640×480の3種類で、いずれも最大60fps。音声処理は48kHz/24bit。

大きさは124×117×52mm(幅×奥行き×高さ)、重さは460g。

CGM-30

グースネック・マイク「CGM-30」は単一指向で高品質なマイク。グースネックの長さは、UVC-02をノートパソコンなどの隣に置いた際に最適になるよう設計されている。

大きさは全長303mm、ヘッド径が直径13mm、グリップ径が21mm、重さは140g。

UVC-02にCGM-30を装着した状態

iPadでライブ配信をサポートする「AeroCaster」

ローランドはこのほか、スマートフォンやタブレットのカメラでライブ配信を行なえるシステム「AeroCaster」も発表、3月下旬に発売する。価格はオープン価格で、市場想定価格は51,000円前後。

映像切替や音声の調整を行なう専用のコントロール・ハードウェア「VRC-01」とiPad用無料アプリ「AeroCaster LIVE」で構成され、連携する複数のスマートフォン・タブレットのカメラを使ったライブ配信が可能になる。