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自分でフルカスタム可能なバイクライダー向け腕時計。ケンテックス「MOTO-R SP」

ケンテックスジャパンは、バイクライダー専用とうたう仕様とで、自分で外装のカスタムが可能な腕時計「MOTO-R SP」(モトアール エスピー)を発売する。クオーツ式の腕時計で、価格は3針モデルが49,470円~、クロノグラフモデルが58,850円~。

9時位置のリューズや耐衝撃構造でバイクライダー専用とうたう腕時計「MOTO-R」をベースに、各パーツの素材やカラーなどを変更して注文できる、カスタマイズ対応モデル。大別して3針モデルとクロノグラフモデルの2種類をラインナップする。

ベゼル、ケースからビスに至るまで16種類のパーツについて、専用Webサイトでデザインや素材、カラーなどを選んで注文できる。素材はステンレスやチタン、カーボン、アルミニウムなどさまざまなものが用意される。

基本構造を「セパレータブルケース構造」とし、一連のカスタムパーツはトルクスドライバー(T-8)を使ってユーザー自信が組み立てたりカスタムしたりすることができる。注文する際には組立費として3,300円(フルパーツのセットは特典として1,100円)がかかるが、これを省き、自分で組み立てるキットとして注文も可能。パーツ単位のオーダーも可能で、バイク同様に、時計を購入した後でも自分でパーツを交換してカスタムが楽しめる。

ベースになっている「MOTO-R」は、一般的な配置とは逆の9時位置にリューズやボタン類を配置し、左手のハンドル操作を妨げないデザインが特徴で、バイクの振動に耐える耐振・耐衝撃構造も採用している。具体的には、クオーツムーブメントには振動を感知して歯車の回転を制御するショックディテクションICが搭載され、振動による針滑りや時間ずれを防ぐ構造とした。衝撃吸収リングでムーブメントを上下から挟み込む耐衝撃構造も装備する。これらにより、単気筒エンジンなど振動が大きいバイクでも長時間、安心して着用できるとうたう。

「MOTO-R SP」の共通仕様として、ケースはステンレススチール(SUS316L)製。風防は無反射コーティングのサファイアガラス。防水性能は10気圧防水。針とインデックスには蓄光塗料が塗布される。ムーブメントは日本製のクオーツムーブメントで、精度は月差±20秒。ケース径は44mm。

スタンダードモデルと比較して、カスタム対応の「MOTO-R SP」では耐震設計が強化されている。ストラップは裏地がラバー、表地がレザーのハイブリッドタイプのストラップを基本に、グローブやジャケットの上からでも装着しやすいコーデュラナイロン製ストラップも用意される。ストラップは付属のドライバーで交換可能。

このほか、東京・秋葉原にある直営の2号店「KENTEX BASE」では、「MOTO-R SP」のカスタムについて体験が可能。

KENTEX BASE

ケンテックスは、腕時計の企画・製造・販売を行なう日本のメーカー。主要なラインナップは日本製の機械式ムーブメントを搭載するモデルが中心で、自衛隊の協力によるシリーズもラインナップしている。