ニュース

受動喫煙「SOS情報」をLINEで通報。千葉市が4月開始

千葉市は、受動喫煙対策として、LINEなどを使った「(仮称)SOSシステム」を2020年4月1日から運用開始する。12月11日に開発業者の募集を開始した。

「(仮称)SOSシステム」は、法令違反による受動喫煙被害の情報(SOS情報)を、LINEなどのインターネット経由で受付、市民がSOS情報を提供しやすい環境を整え、違反事例の収集を目指すもの。「喫煙室から煙が漏れている」「喫煙室ではない場所で喫煙させている」などの情報を収集し、違反事例を指導等により是正することで、市民が受動喫煙に遭う機会を減少させる。

九都県市による受動喫煙防止啓発ポスター

同システムは、専用のLINEアカウントやWebフォームによる通報システムにより、SOS情報を自動応答で受付。その際にGoogle Map APIなどの地図サービスを活用し、通報者がかんたんに対象施設の位置・施設情報を送信できるようにする。また、市職員が電話や対面で受け付けたSOS情報や、市職員が実施する現地調査結果等も登録し、通報から完了まで一元的に管理する。

千葉市は、公募型プロポーザル方式でSOSシステムの開発業者を募集。開発費用は220万円(税込)。2020年1月中旬には事業者と契約し、開発を開始。4月の運用開始を目指す。