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LINEヤフー、「LYPプレミアム」有料会員が1090万人に 「Agent i」は課金強化

LINEヤフーは5日、2026年度第2四半期決算とともに、LYPプレミアムやエージェントサービス「Agent i」の現状について報告した。

会員サービスの「LYPプレミアム」の直接会員数が1,090万人となり、1,000万人を突破した。ただし、計上方法の変更を伴うもので、LINE MUSIC with LYP プレミアム エンジョイ(月額1,080円)、ライトプラン エンジョイパック(月額290円/旧LINE スタンプ プレミアム)を含んでいる。「LYPプレミアムスタンダード会員」(508円/650円)のユーザー数は727万人で、第1四半期の667万人から60万人の増加となった。

LYPプレミアムでは、LINEの「送信取り消し」など機能特典での入会が増えており、機能を目的とした加入のため、解約率も抑えられているという。また、Netflixとの連携プランも伸びの一因となった。

また、LYPプレミアムスタンダードの前年同期比の売上成長率は27.2%と高い成長が続いており、「特典強化とプラン拡充によりユーザー課金売上が成長している」と説明した。

LYPプレミアムスタンダードプランは、LINEスタンプのほか、Yahoo! JAPANやPayPayなどもお得になるほか、LINEのミュートメッセージやメッセージ編集、プレミアムバックアップなどに対応する。

「Agent i」はマネタイズ強化 単体アプリや新サブスクも

AIエージェントブランド「Agent i(エージェントアイ)」では、コンシューマ向けに40以上のサービスを展開。日常接点を通じたサービス利用でユーザー基盤を拡大している。

LINEやYahoo! JAPANアプリからも利用できるなど、1億以上のユーザー接点を持つほか、11月後半には単体アプリもリリース予定。また、新たなサブスクリプションサービスも26年度内に展開予定としている。

「Agent i 日程調整エージェント」では、LINEトーク画面からも直接起動して、友だちとの日程調整などに活用できる。今後は、同社のECサービスとも連携し、コンバージョン課金拡大を目指すなど、「日常のあらゆる場面での定着を進める」(LINEヤフー出澤剛CEO)とする。

またYahoo!ショッピングのAgent iでは、AI機能が購入意欲の高いユーザーを中心に意思決定を後押ししている。AI利用者はコンバージョンレート(CVR)が1.7倍で購入前ページビューも1.7倍となっている。9月時点のAI利用経由の取扱高の比率は22%。前年を10ポイント上回るなど購買におけるAI活用が進んでいるとした。

企業向けの「LINE 公式アカウント」でもAIモードを11月から一部企業で展開。相談・検索から予約・購入、カスタマーサポートまでAIが一貫対応する。加えて、Agent i Bizでは、AIエージェントとの会話だけで、データを用いた分析や広告・LINE 公式アカウント運用を支援するなど、企業の生産性向上のための機能を強化していく。

今後はAgent iのマネタイズを強化予定としており、すでに開始している広告以外にも、ユーザー課金やAI購買サポートによる手数料徴収、公式アカウントにおけるクライアント課金などを順次展開する。

ユーザー課金については、Agent iユーザー向け上位プランを26年度中に提供開始予定。トークン使用量の多いユーザーから課金していく。先行する広告では、8月末より検索連動型ショッピング広告などを展開しているが、徐々に拡大していく。また、AI購買サポートによるショッピングでの購入に応じた手数料徴収もテスト中で、検証結果を踏まえて提供領域・時期を決定するという。

なお、MetaのMuseなどのコンシューマ向けAIエージェントも注目を集めているが、それら競合対応については「日本における飲食店のネットワークや口コミ、旅館などのデータ、それぞれの領域での事業者ネットワーク自体が強みになる。ヤフー・LINEという窓口を持っていることに加え、これらのネットワーク、データに競合優位性があると考えている。これらを活用しながら事業を推進していく」(出澤CEO)と語った。