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【いちからわかる!株入門2】「株式投資」をオススメする3つの魅力

大きな値上がり益や安定した配当収入、そしてユニークな優待品まで手に入る株式投資。株式投資の魅力から、投資銘柄の選び方まで6回連載で解説。今回は株式投資の3つの魅力について紹介します。

この記事は4月16日発売のインプレス刊『いちからわかる!株入門 2024年新NISA対応版』(和島英樹 監修)の一部を編集・転載しています。掲載されている銘柄情報などは2024年3月時点のデータです(編集部)

魅力(1) 約半年で10倍以上の値上がりも

株式は数ある金融商品のなかでも、メジャーな投資先の1つです。値動きが比較的大きく、直近1年間だけでも、約200銘柄が2倍以上の値上がりをしています。なかにはたった半年で株価が10倍になった銘柄も。もちろん、タイミングの見極めが必要ですが、短期間で大きな利益を狙える点は株式投資の魅力です。

魅力(2) 年1万円以上の安定収入が期待

株式投資の魅力はほかにもあります。企業が上げた利益を株主に定期的に還元する仕組みである「配当金」です。金額は企業ごとに異なり、業績が伸びれば配当金が増える場合もあります。なお株価に対して配当金が高い銘柄は「高配当株」と呼ばれます。

配当金の有無や金額は企業ごとに異なりますが、1株あたり100円以上の配当金を設定している場合もあります。100株保有していれば、年に1万円以上の安定収入が期待できるのです。

魅力(3) 株主はお礼の品がもらえることも!

また、保有期間に応じて優待品がもらえる銘柄もあります。優待品は企業から株主へのお礼の品で、自社商品や関わりのあるご当地グルメ、金券などが届きます。

株主優待は長期で株式を保有している人に向けた企業からのお礼品といえます。自社商品のほか、関連地域の特産品や名産品、カタログギフトや金券がもらえる企業も。優待品目当てで投資する投資家も少なくありません。

株式投資の不安を解消! よくあるQ&A

Q.預貯金での貯蓄だけじゃダメ?
A.投資しないと資産が目減りするかも

「お金が減るのが怖いから、預貯金で安定を取りたい!」という人もいるかもしれません。確かに預貯金は元本割れの恐れがなく、わずかながら利子も期待できます。しかし、物価が2%上がると100万円で買えた車が1年後には102万円に値上がりします。

一方、銀行に預けたお金は1,000円増えただけ。知らず知らずのうちに自分の資産が1万9,000円も目減りしているのです。自分の資産を守るには、投資を通じ、物価上昇に負けないペースでお金を増やすことが大切なのです。

Q.毎日、値動きを見なきゃいけない?
A.購入後は値上がりまで放置でOK!

株式投資は高頻度で細かく取引を繰り返すより、値上がりするまでじっくり放置したほうが損失を出すリスクを抑えられます。銘柄選びや購入のタイミングは情報収集などの手間が発生しますが、購入後は配当や優待品をもらいながら目標価格に到達するまで放置が基本。長期目線の投資なら毎日の相場に一喜一憂することもなく、ストレスフリーに続けられます。

Q.まとまった投資資金が必要?
A.10万円以下の銘柄も多数

10万円以下で購入できるお手頃な銘柄も多数あります。なかには、誰もが知る有名企業も。まずは少額から投資を始めるのもいいでしょう。

株式投資の魅力から成長株探しまで全6回で連載

第2回:「株式投資」をオススメする3つの魅力

いちからわかる!株入門 2024年新NISA対応版

・価格:1,100円
・発売日:2024年4月16日
・ページ数:112ページ
・サイズ:A4変型判
・監修:和島英樹
内容
1章 株の基礎知識
2章 口座座開設と売買方法
3章 銘柄の絞り方
4章 売買のタイミング
5章 銘柄ランキング 株主優待編/高配当編

・監修プロフィール
和島 英樹 (わじま ひでき)
経済ジャーナリスト
現みずほ証券、株式新聞社(現ウエルスアドバイザー)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。2020年6月に独立。企業トップへの取材は1,000社以上。近著に「1万円からはじめる勝ち組銘柄投資」(かんき出版)。レギュラー出演番組にラジオNIKKEI「マーケット・プレス」、東京MXテレビ「東京マーケットワイド」、日経CNBC「朝エクスプレス」など。週刊エコノミストなど雑誌への寄稿も多数。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。