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【いちからわかる!株入門1】「新NISA」って何? 基本と注意点

2024年にスタートした新NISAでは投資信託の積立投資をしながら、株式投資を行なうこともできます。株式投資を始めるなら、利益が非課税になる新NISAを使わない手はありません。制度の基本から利用時の注意点までを6回連載で解説します。

この記事は4月16日発売のインプレス刊『いちからわかる!株入門 2024年新NISA対応版』(和島英樹 監修)の一部を編集・転載しています。掲載されている銘柄情報などは2024年3月時点のデータです(編集部)

NISAとは(1) 利益に税金がかからない制度

新NISAは投資で得た利益に税金がかからない制度です。

通常、投資で得た運用益には20.315%の税金が課されます。例えば、50万円の利益が出たとしても、実際に手に入るのは約40万円になってしまうわけです。しかし、運用益が非課税となる新NISAなら利益が丸ごと手取りになります。本来、税金として引かれていた約10万円もしっかり受け取れるのです。

NISAとは(2) 成長投資枠で株を買える

2024年に誕生した新NISAは、つみたてNISAと一般NISAが合体したような制度です。これまで投資初心者に人気があったつみたてNISAは、少額の積立投資に特化しており、株式投資はできませんでした。しかし、新NISAでは投資信託の積立投資と株式投資の両方が併用できます。「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つの枠があり、それぞれ投資額も決まっています。まずは制度についてよく学んでから投資をはじめましょう。

成長投資枠の投資対象は、株式やETF、REIT、投資信託など幅広く設定されています。なお、新NISA全体の投資上限額は通算で1,800万円までですが、成長投資枠だけではそのうちの1,200万円までしか投資することができません。

新NISAでの株式投資の注意点

注意点1 投資枠の復活は売却年の翌年から

新NISAの非課税保有限度額は1,800万円までと定められています。これは、1,800万円までなら非課税で投資できるという意味ですが、一度使ったらなくなってしまうわけではなく、資産を売却することで再利用が可能となっています。例えば、1,800万円分をすでに使い切った場合、保有資産を売却することで新たに投資できるようになるのです。ただし、枠が復活するのは売却年の翌年。売却後、すぐに投資できるわけではないので注意しましょう。

注意点2 復活額は「購入時」の金額分

売却で復活する投資枠は、売却資産の購入価格分のみ。例えば、100万円で購入した銘柄Aの株価が200万円になったときに売却しても、復活するのは100万円分となります。

注意点3 成長投資枠は1,200万円まで

新NISAの非課税保有限度額は1,800万円ですが、成長投資枠で使えるのは1200万円分まで。なお、つみたて投資枠のみで非課税限度額を使い切ることは可能です。

株式投資の魅力から成長株探しまで全6回で連載

第1回:「新NISA」って何? 基本と注意点

いちからわかる!株入門 2024年新NISA対応版

・価格:1,100円
・発売日:2024年4月16日
・ページ数:112ページ
・サイズ:A4変型判
・監修:和島英樹
内容
1章 株の基礎知識
2章 口座座開設と売買方法
3章 銘柄の絞り方
4章 売買のタイミング
5章 銘柄ランキング 株主優待編/高配当編

・監修プロフィール
和島 英樹 (わじま ひでき)
経済ジャーナリスト
現みずほ証券、株式新聞社(現ウエルスアドバイザー)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。2020年6月に独立。企業トップへの取材は1,000社以上。近著に「1万円からはじめる勝ち組銘柄投資」(かんき出版)。レギュラー出演番組にラジオNIKKEI「マーケット・プレス」、東京MXテレビ「東京マーケットワイド」、日経CNBC「朝エクスプレス」など。週刊エコノミストなど雑誌への寄稿も多数。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。