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PayPay、送金前に"詐欺に注意"の警告表示

PayPayは、「送る・受け取る」機能を使って送金する際、送り先のこれまでの取引状況に応じて、警告メッセージを掲出する機能を搭載した。これにより、送金機能を使った詐欺の存在を認識してもらい、被害を防止する。

今年はインターネットバンキングなどを悪用したフィッシングや不正送金被害が急増しており、金融庁や警察庁、国民生活センターなどが注意喚起を行なっている。PayPayでは、これまでもPayPay上でやり取りがないユーザーから請求が来た際には警告メッセージを掲出し、送金時に注意喚起を行なうなど、防止策やセキュリティ対策を実施してきた。

今回は、過去の利用状況などが一定の基準を超えたとシステムが検知したユーザーに送金する場合に、「詐欺にご注意ください」という警告メッセージを掲出する。

警告メッセージには、「PayPayを増やして返します」や「チケットや品物(ゲーム機など)を譲ります」などとSNSで誘い、事前に送金させる詐欺が増えていることに関する注意喚起に加えて、不正利用や詐欺の手口および対策をまとめたヘルプページへのリンクも掲出。ユーザーに送金詐欺の可能性を認識させるとともに送金の再考を促す。

ユーザーは「キャンセル」ボタンで送金を取りやめることができるが、送金を続ける場合は、「上記内容を確認して送る」というチェックボックスをタップする必要がある。