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八重洲・日本橋川沿いに水辺空間の入口となる複合施設

東京駅からの外観イメージ

東京建物は、「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、東京都知事より権利変換計画の認可を受けたと発表した。東京駅日本橋口周辺の象徴となる大規模複合施設を整備し、日本橋川沿いエリアのゲートに相応しいまちづくりを目指す。着工は'24年度、竣工は南街区が'28年度、北街区が'31年度。

同事業では、オフィス、店舗、宿泊施設等からなる複合施設を開発するとともに、日本橋川沿いの連続的な水辺空間と、東京駅と日本橋駅をつなぐ歩行者ネットワークを整備する。

河川区域内の護岸上部も活用し、日本橋川交流拠点の象徴となる重層的な広場空間を整備。あわせて、日本橋川沿い5地区が連携して整備する日本橋川沿いの水辺空間の入口となるゲート広場を設置する。また、エリアマネジメントによる河川区域内のにぎわい・交流空間創出を図る。

日本橋川沿いの低層部イメージ

歩行者ネットワークについては、東京駅、地下鉄大手町駅と日本橋駅を接続する地下通路の一部区間を整備。東京駅および日本橋駅から日本橋川沿いへと向かう地上、地下、デッキレベルの歩行者ネットワークと縦動線の整備も計画している。

そのほか、日本橋川沿いエリアの水辺空間の創出に合わせ、区道272号線および区道13号線を再整備する。また、首都高日本橋地下化事業の実現に向けた各種協力を行なう。

オフィス機能に関しては、金融関連プレイヤーが集積する大手町と兜町をつなぐ永代通りの中心という立地を生かした金融拠点の形成に向け、様々なビジネスシーンで利用・滞在できる施設を整備する。また、周辺地区で整備が予定されている都市型複合MICE拠点との連携を通じた、日本橋川沿いエリアの国際金融・MICE機能強化への貢献を目指す。

所在地は東京都中央区八重洲一丁目1番他。全体の敷地面積は約9,260m2、延床面積は約186,500m2。街区ごとの敷地面積/延床面積は、南街区が約7,560m2/約185,500m2、北街区が約1,700m2/約1,000m2