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弥生「スマート証憑管理」開始 請求書等をデジタル一元管理でインボイス対応

弥生は、請求書などの証憑をデジタルデータとして一元管理し、インボイス制度と電子帳簿保存法に対応できる「スマート証憑管理」を4日から提供開始した。これにより、法令対応とデジタルデータを活用した仕訳の自動化を実現し、ペーパレスによる書類保存のコスト削減や業務効率化を図る。

スマート証憑管理は、請求書などの証憑をデジタルデータとして一元管理できるサービス。「弥生シリーズ」のデスクトップアプリ「あんしん保守サポート」加入者、もしくはクラウドアプリ契約者は、追加費用無しで利用でき、得意先から受領した請求書や、自社発行した請求書・納品書などの証憑をクラウド上で保存・管理できるようになる。これにより、インボイス制度対応を実現できる。

10月からスタートするインボイス制度は、消費税の仕入税額控除の金額を正しく計算するための制度。証憑を受け取った後に、それが適格請求書かどうかの判断を行ない、次いで仕訳作業を行なう。このプロセスを人の目で複数項目、複数回行なうことは効率が悪く、ミス発生の確率も高くなってしまうことから、「スマート証憑管理」では、AI-OCRによりアップロードした証憑の文字情報を自動読み取りし、弥生シリーズと合わせて利用して仕訳情報を連携できるようにする。

対象商品
クラウドアプリ

弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンライン(フリープランを含む、無料プランは除く)、やよいの給与明細オンライン(無料プランを含む)、Misoca(無料プランを含む)

デスクトップアプリ

弥生会計、弥生販売、弥生給与、やよいの顧客管理、やよいの青色申告、やよいの給与計算、やよいの見積・納品・請求書

今後は、弥生PAP会員である会計事務所や税理士とのデータ連携機能や適格請求書判定などの機能拡充を予定。また、2023年春にはデジタルインボイスへの対応を予定している。