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PayPay、あと払いを本格展開。バーチャルカードを即時発行

PayPayとPayPayカードは、「PayPay」アプリ上で、当月利用した金額を翌月まとめて支払える「PayPayあと払い」を2月1日から開始する。PayPayあと払いのミニアプリからの登録手続きが完了すると「PayPayカード」のバーチャルカードが利用可能となる。

PayPayあと払いは、翌月にまとめて支払える「PayPay」の新しい支払い手段。事前にPayPay残高へチャージすることなくPayPayでの支払いに利用できる。従来の「PayPayあと払い(一括のみ)」は一括払いのみだったが、2月からのPayPayあと払いは、支払い後にリボ払いへの変更も可能となる。

バーチャルカード

PayPayアプリだけでカードの発行を完結し、バーチャルカードが発行されれば直ぐに支払い可能になる。PayPayの支払いをクレジットカード(PayPayカード)で翌月にまとめて支払いできるため、PayPay残高にチャージすることなく利用でき、ポイントも付与される。

PayPayでは、これまでも支払い手段にカードを登録できたが、本人認証サービス(3Dセキュア)を設定しないクレジットカードは30日で上限5万円まで(青バッチが付いていると25万円まで)だった。PayPayあと払いの上限は、「30日で25万円まで」となる。

また、支払い後にリボ払いに変更も可能。カードでの支払いの場合、加盟店次第で分割払いも選択できるが、QRコード決済の場合は分割はできず、翌月もしくはリボ払いとなる。

PayPayあと払いの支払いは、PayPayカードではなくPayPay残高も利用可能で、請求額を残高から支払うほか、銀行からの一括引き落としにも対応する。PayPayは、三菱UFJ銀行と楽天銀行からの「チャージ」には非対応だが、あと払いの「一括引き落とし」では両行からの支払いが可能なため、銀行がPayPay未対応のため使えなかった人も、PayPayを使いやすくなるという。

PayPayあと払いでの支払いは、前月の利用状況に応じて最大1.5%のPayPayボーナスが付与される「PayPayステップ」の特典付与対象となる。さらに、PayPayあと払い向けのキャンペーンなども多数実施される。

PayPayあと払いの対象となるのは、18歳以上(高校生除く)で、利用規約に同意し、本人確認など所定の申込手続きと審査が完了した場合のみ利用可能。PayPayで本人確認が完了していれば、申し込みにおける情報入力の手間が削減される。

2月のスタート時点では、PayPay加盟店の実店舗での支払いが可能で、今後、「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」、その他のオンライン加盟店の支払いに対応予定としている。

PayPayあと払いを申し込むと、自動的にPayPayカードのバーチャルカードを発行。オプションとしてプラスチックカードも発行できる。クレジットカード番号やセキュリティコードは、「PayPayあと払い」のミニアプリ上で確認でき、クレジットカード番号を入力して、ECサイトなどのクレジットカード決済手段としても利用できる。

プラスチック製のPayPayカードは、JCB、Visa、Mastercardの3ブランドから選択できる。申し込み時に、プラスチック製のPayPayカードを申し込みしない場合、バーチャルカードのブランドはJCBとなる。

なお、PayPayカードはGoogle PayやApple Payには現時点では対応しておらず、「対応を目指す」としている。

【訂正】
PayPayあと払いの上限「25万円/月」を追記。従来のカード利用時の説明で「上限5万円」としていましたが、「本人認証サービス(3Dセキュア)を設定しないクレジットカードは30日で上限5万円まで(青バッチが付いていると25万円まで)」に修正(1月31日21時)

PayPayあと払い利用キャンペーンも

なお、「PayPayあと払い」と同時に「PayPayカード」のプラスチック製カードを発行し、3回以上あとばらい/カードを利用すると、新規入会特典として最大7,000円、さらに2月1日から3月31日までの期間は、最大10,000円相当のPayPayボーナスを進呈する。

また、「PayPayあと払いで支払うとPayPayボーナスが1%もらえるキャンペーン」も実施しているほか、超PayPay祭の一環として、2月1日から3月31日までの期間は、「PayPayあと払いで支払うとPayPayボーナスが1.5%もらえるキャンペーン」の対象となるため、他の支払い方法よりも2.5%お得にPayPayボーナスがもらえる。