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通天閣に全長60mの滑り台「TOWER SLIDER」。3階から地下1階まで10秒

大阪市の通天閣に、全長60mの滑り台「TOWER SLIDER」が設置される。通天閣観光、竹中工務店、タンデムが工事に着手した。2022年のゴールデンウィーク頃オープン予定。

TOWER SLIDERは体験型アトラクションとして設置される、通天閣3階の中間展望台から地下1階の帰り口まで、スパイラル状に滑り降りる滑り台。アトラクション的要素を導入することで、これまでの景色をみるだけの観光施設ではなく、通天閣をより楽しく、刺激的に体感できる施設にすることを狙いとする。

地上22mの通天閣3階から、EV塔の外周を周回(1回転半)して、地上-4.5mの地下1階まで約10秒で一気に滑り降りる。斜度は約30度。

最上部の乗り口は支柱を上下に配することで地震等の災害時でも安全に利用できる構造とし、免震型滑り台としている。

スロープ部分は飛び出す危険のないチューブ形状。耐候性に優れたステンレス製チューブの天井に、透明の遮熱ポリカーボネート板を使用し、通天閣を見上げながらの滑降を可能としている。

3社は「免震タワーへの滑り台設置は世界で類を見ないと言われており、コロナ禍で冷え切った、通天閣を含めた周辺地域の経済回復への起爆剤にしたい」としている。