山手線4駅に分別促すゴミ箱。投入口をペットボトル型に

分別啓蒙・リサイクル推進を目的にデザインを改良したゴミ箱

JR東日本ウォータービジネスは、エキナカの自販機横に設置されているペットボトル・ビン・缶回収ボックス(ゴミ箱)において、分別啓蒙・リサイクル推進を目的とした実証実験を3月上旬から下旬に実施する。

エキナカの自販機横に設置されているゴミ箱では、ペットボトル・ビン・缶以外の紙カップやビニール袋などの一般ゴミが30％以上含まれている場合もあるという。一般ゴミの混入量が多くなると、リサイクル推進に影響が出てしまうことから、回収ボックスの構造や啓蒙ステッカーのデザインを検討し、分別啓蒙・リサイクル推進を目的に実施する。

下部がペットボトル・ビン・缶ゴミ、上部がそれ以外の一般ゴミ

3月5日から8日の期間では、品川駅・上野駅・新宿駅・日暮里駅に新型のゴミ箱を導入。3パターンのデザインを用意して各駅に2台ずつ設置し、どのデザインが最も効果的かを検証する。

設置されるゴミ箱のデザインは以下の通り。

• 投入口をペットボトル・ビン・缶の形に切り出したデザイン
• 投入口にフラッパーを取り付け、物理的に一般ゴミの混入を防ぐデザイン
• 上部にショーケースを設置したデザイン。ショーケースのなかにはペットボトルをリサイクルして作ったリサイクル製品を展示

3月11日以降は、既存のゴミ箱へ啓蒙ステッカーの貼付を行ない、啓蒙ステッカーだけでの効果を検証する。

ステッカーデザインは以下の通り。

• リサイクルのためにペットボトル・ビン・缶を集めていることを啓蒙し、協力を促すデザイン
• 捨ててはいけないものを明示し、分別ルールを守るよう訴えかけるデザイン
• 遊び心のあるデザインで楽しく分別できるよう考慮したデザイン

今回の実証実験で一定の効果が見込めた場合、今後本格導入を検討する。