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ソフトバンク、紫外線を照射し除菌する自律走行ロボット

ソフトバンクは、紫外線(UV-C)照射ユニットを搭載した自律走行ロボットを開発。実用化に向けた検証を9月14日から「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」で開始する。

非対面・非接触で紫外線を照射し、除菌する自律走行ロボット。ソフトバンクのロボット「Cuboidくん(キューボイドくん)」をベースに、波長253.7nmの紫外線照射ユニットを搭載している。

地図データや移動ルート、日時をあらかじめ設定すれば、充電ベースから自律走行を開始して紫外線を照射。走行中に地図データにない障害物があった場合はそれを避けて自律走行し、人を検知すると紫外線の照射を自動で停止。人が居なくなると再開する。

紫外線照射ユニットの本体サイズは330×350×1,280mm(幅×奥行き×高さ、以下同)。重量は約15kg。照射灯消費電力は320Wで、紫外線出力は158W。

Cuboidくんの本体サイズは、370×370×670mmで、重量約30kg。紫外線照射ユニット込みでは370×370×1,950mm、重量約45kg。速度は5cm/秒。

稼働時間は、照射灯消灯時4時間、照射灯点灯時1時間(24V 20Ahバッテリ使用時)。

検証が行なわれる東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは9月14日に開業する「東京ポートシティ竹芝」の一部で、ソフトバンクの新本社が入居予定。同社は実証を通じ、紫外線照射ユニット搭載ロボットによるサービスの早期実現に向けて取り組む。