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Google、自分の名前を呼ばれたらスマホが振動。「音声文字変換」新機能

音声文字変換

Googleは、日常会話をリアルタイムで文字に変換できるAndroid端末向けの「音声文字変換」を強化し、近くで自分の名前が呼ばれた時にスマートフォンが振動して知らせる機能などを追加した。

1つめの新機能は、音声文字変換を使用している間、近くにいる人に名前を呼ばれた際に、スマートフォンが振動するよう設定できるもの。視界の外にいる場合やソーシャルディスタンスを保ちたい場合でも、自分の名前を登録すれば、誰かに呼ばれた時にスマートフォンが振動し、教えてくれる。

2つめは、辞書にのっていないような場所や物に対し、任意の名前や用語を追加できる機能。設定からカスタムの単語として追加し、自分にとって大切な単語を認識し、文字変換の質を向上できる。

3つめは、過去の会話を簡単に検索できる機能。検索バーを使用し、過去に文字変換された会話から、探している文章を検索できる。[設定]-[音声文字変換の保存]をオンにした場合、文字起こしされたテキストが3日間端末に保存され、このテキストから検索できる。

また、対応言語にアルバニア語、ビルマ語、エストニア語、マケドニア語、モンゴル語、パンジャブ語、ウズベク語の7言語が追加された。

聴覚障害のある人を支援するための機能だが、様々な場面で活用できる。Android 5.0 以上の端末で利用可能で、Pixel端末にはプリインストールされている。その他のAndroid端末では、Google Playストアからアプリをダウンロードする。

また、周囲の音をよりクリアに聞き取りやすくする「音声増幅」も強化。新たに Bluetoothヘッドフォンに対応した。Bluetoothのワイヤレスヘッドフォンを接続し、スマートフォンをテレビや講演者などの音源に近づけて、音声をより明瞭に聞けるようになる。

音声増幅

Pixel端末では、YouTube動画、音楽、ポッドキャストなどといった端末上のメディアの音声でも、増幅(会話の音を増幅し、BGMの音量を下げる等)ができるようになった。音声増幅は、Android 6.0以上の端末に対応し、Google Playストアからダウンロードできる。