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JR東日本、「えきねっと」刷新。QRコードできっぷ受取やJRE POINT対応

JR東日本は、新幹線などのきっぷ予約ができるWebサービス「えきねっと」を6月27日に大規模リニューアルする。Webサイトやアプリを一新し、経路検索や新幹線のチケット予約を簡単にするほか、JRE POINT対応など多くの利便性向上・機能強化が図られる。

アプリとWebサイトのユーザーインターフェイス(UI)を刷新。トップ画面からダイレクトに乗りたい経路を検索できるようになるほか、座席の予約でも、進行方向がわかるようになり、号車も自由に選択可能とする。また、空席状況と価格を見ながらの予約に対応する。

JR東日本の新幹線を予約できる「新幹線 eチケット」は、アプリから3タップ予約に対応するなど大幅にアップデートする。

また、予約したチケットを券売機で受け取る際に利用する「受取用QRコード」に対応。複数人のチケット予約でも、QRコードを2つに分けて送れるため、離れた同行者が別の駅で別の時間に発券することができるようになる。

支払い方法も拡充。クレジットカードだけでなく、コンビニやATM、ネットバンキング、駅での支払い(現金・クレジットカード)などに対応する(JR東日本、JR北海道、JR西日本の列車)。

JRE POINTも貯められるようになり、新幹線eチケット(指定席)で最大2%、チケットレスサービスで最大5%のJRE POINTを付与。さらにビューカードで最大3%、ゴールドカードで最大8%を貯められ、貯まったJRE POINTは「特典チケット」や「アップグレード」に利用できる。なお、「えきねっとポイントサービス」は8月31日に終了。事前に「えきねっとポイント」からJRE POINTへのポイント交換の自動申込設定を行なえば、リニューアル後もJRE POINTが自動的に貯まる。

また、これまで「紙のきっぷ」のみに割引を適用していた「大人の休日倶楽部割引」や「株主優待割引」、「往復割引」を「新幹線eチケットサービス」にも拡大。eチケットの利便性を向上させる。

訪日外国人旅行者向け「JR-EAST Train Reservation」もリニューアルし、指定席予約のほか、訪日・在留外国人向け鉄道パス、新幹線eチケットなどの取り扱いを開始する。

法人向けの「ビジネスえきねっと」もリニューアル。UIを刷新するとともに、「新幹線eチケットサービス」、「えきねっとチケットレスサービス」、「えきねっとトクだ値」の取り扱いを開始する。

リニューアルにあわせて、6月26日20時から27日5時まで「えきねっと」のサービスを停止。また、現行サイトでの「事前受付」や「えきねっとチケットレスサービス事前受付サービス」については、7月26日乗車分までとし、以降はリニューアル後の新サイトで申し込む必要がある。

えきねっとでは、きっぷの代わりにQRコードをチケットとして活用するサービスの検討を開始するなど、今後もスムーズに乗車を可能にするチケットレスサービスを強化していく。