いつモノコト

飛び出ないのがイイ! 小さくなったロジクール「RC24-UFPC2」

ロジクールの無線技術「Unifying」。唯一の不満が……

ロジクール製のワイヤレスキーボードやマウス製品には、独自無線技術「Logicool Unifying」対応の「Unifyingレシーバー」が同梱されています

ロジクール製のワイヤレスマウスやワイヤレスキーボードの多くは、2.4GHz帯域の独自無線接続技術「Logicool Unifying」(Unifying)によってPCと接続し利用するようになっています。

このUnifying対応製品では、同梱されているUSB接続の専用レシーバー「Unifyingレシーバー」をPCに接続して利用しますが、1つのUnifyingレシーバーで最大6つのUnifying対応デバイスを接続できる点が大きな特徴となっています。例えばロジクール製のワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスを同時に使いたい場合でも、PCには1つのUnifyingレシーバーを取り付けるだけでいいのです。

ところで筆者は、メインで使っているモバイルノートPCで、Unifying対応マウス「MX Anywhere 3」をUnifying接続で利用しています。

MX Anywhere 3は、UnifyingとBluetooth接続の両方に対応しているので、Unifyingレシーバーを取り付けずとも利用できます。ただBluetooth接続で利用していると、カーソルの動きが一瞬固まる、いわゆる「プチフリーズ」と呼ばれる現象が頻繁に発生し、PC利用時にかなりストレスがたまってしまいます。ちなみにこの現象は、MX Anywhere 3の問題ではなく、WindowsでのBluetoothドライバに問題があるようで、Bluetooth接続のマウス全般で発生します。

筆者は、メインのモバイルノートPCで、ワイヤレスマウス「MX Anywhere 3」をUnifyingレシーバー経由で利用しています

調べてみると、デバイスマネージャで省電力機能をオフにしたり、レジストリを変更するなどして解消できるという情報もありますが、筆者の環境ではどの方法でもプチフリーズが改善することはありませんでした。そのため、通常はモバイルノートPCにUnifyingレシーバーを取り付けてMX Anywhere 3を利用しています。

ただ、MX Anywhere 3をUnifying接続で利用する場合に1つだけ不満がありました。それはUnifyingレシーバーのサイズです。

MX Anywhere 3に付属するUnifyingレシーバーは、初期のUnifyingレシーバーに比べるとかなり小型となっています。それでも、長さは実測で18.5mmほどあり、筆者が利用しているモバイルノートPCのUSBポートに取り付けると、本体から8mmほど外に飛び出してしまいます。このモバイルノートPCは取材などで外に持ち出す機会も多いのですが、大きく飛び出すUnifyingレシーバーを取り付けたままでは鞄への収納性が悪く、日頃から気になっていました。

MX Anywhere 3付属のUnifyingレシーバーは十分小さいですが、それでもUSBポートから8mmほど飛び出して邪魔に感じます

「RC24-UFPC2」はいいぞ!

そこで、もっと小さなUnifyingレシーバーはないかと探してみたところ見つけたのが、単体で販売されているUnifyingレシーバー「RC24-UFPC2」です。

RC24-UFPC2の特徴は、長さが14.9mmとMX Anywhere 3に付属するUnifyingレシーバーと比べて3.5mmほど短くなっている点です。小さくなったからといって、Unifyingレシーバーとして機能が低下していることはありません。従来同様に最大6台まで同時接続できますし、距離も10mの範囲で利用できます。というわけで、これなら確実に飛び出しが減ると考えて購入してみました。購入したのはヨドバシ・ドット・コムで、販売価格は1,210円。10%のポイント還元を考慮すると、実質1,089円でした。

従来よりも小型化されているUnifyingレシーバー「RC24-UFPC2」を購入
RC24-UFPC2はUnifyingレシーバーの中でも飛び抜けてサイズが小さくなっています

まずは、装着前のサイズを比較してみました。これまで使っていたUnifyingレシーバーは長さが実測で18.5mmほどでしたが、RC24-UFPC2は公称どおりの15mm弱でした。この時点で3.5mmほど短くなっています。

MX Anywhere 3付属のUnifyingレシーバー(右)とRC24-UFPC2(左)を並べると、RC24-UFPC2がかなり小さくなっていることがわかります

次に、モバイルノートPCのUSBポートに取り付けて飛び出し部分の長さを計測してみました。すると、従来のUnifyingレシーバーでは飛び出しが約8mmだったのに対し、RC24-UFPC2では約4mmと、ほぼ半減となりました。

RC24-UFPC2を取り付けた状態は見た目にもスッキリしていて、鞄への収納時にもほとんど邪魔になりません

わずか4mmとはいえ、それまでと比べて飛び出しが半減したことで、見た目にもかなりスッキリとした印象です。また、鞄のPC収納スペースに入れる場合でも、Unifyingレシーバーの飛び出しが引っかかって入れづらいという印象もほぼなくなりました。もちろんベストは飛び出しが全くない状態ではありますが、これならほぼ支障がありません。合わせて、いちいちUnifyingレシーバーを抜き差しする手間も不要になったので、利便性も高まりました。

MX Anywhere 3付属のUnifyingレシーバーは長さが18.5mmほどです
新たに購入したRC24-UFPC2は長さが14.9mmと、MX Anywhere 3付属Unifyingレシーバーより3.5mmほど短くなっています
MX Anywhere 3付属のUnifyingレシーバーをノートPCのUSBポートに取り付けた状態。飛び出しは約8mmあります
RC24-UFPC2では、本体からの飛び出しが約4mmと、MX Anywhere 3付属Unifyingレシーバーと比べて飛び出しが半減となりました

というわけで、RC24-UFPC2を購入して大正解でした。今後は、RC24-UFPC2を取り付けたままモバイルノートPCを利用しようと思います。

平澤 寿康