ニュース

マネーフォワード、「従業員の健康管理」に参入

マネーフォワードは、「マネーフォワード クラウド健康管理」を10月中旬から提供開始する。ストレスチェックや健康診断などの健康管理業務を、AIによる入力代行や報告書の自動作成によって効率化する健康管理システムで、労務担当者の業務負荷削減につなげる。

健康診断やストレスチェックの対象者を人事マスタから抽出し、案内やリマインドの送付、受検状況を一覧で把握できる。また、報告書の自動作成や、e-Gov(デジタル庁によるオンライン行政手続の総合窓口)への電子申請もシステム上で完結できる。

健診結果の入力作業については、医療機関によって様式が異なる健診結果(紙やPDF)を、AI-OCRで読み取ってデータ化。健康診断管理業務で手間のかかる転記作業をなくし、人的ミスも削減できる。また、基準値から外れた項目には自動でフラグが付くため、対応が必要な従業員を早期に発見できる。

健康診断やストレスチェックの対象者管理は、人事マスタの従業員情報をもとに行なう。案内送付後は未受診者へリマインドを送れるため、受診状況の確認や個別の連絡にかかる手間を軽減する。結果を登録すると、労働基準監督署へ提出する報告書を自動で作成し、e-Govへの電子申請まで完結できる。

従業員にとっても、自身で受診・受検状況や必要な対応を確認できるため、対応漏れの防止につながる。

そのほか、Web上でのストレスチェック受検、結果の判定や通知を行なえる。また、高ストレス者を自動判定して本人に結果を通知し、医師による面接指導の申出・記録まで管理できる。加えて、個人が特定されない形で部署ごとのストレス傾向を集計・分析し、職場環境の改善に活用できる。

健康診断結果報告書の電子申請義務化や、改正労働安全衛生法の公布など、企業における従業員の健康管理が注目されている。また、厚生労働省の調査(令和7年 労働安全衛生調査/2026年8月)では、メンタルヘルス不調により連続1カ月以上休業、または退職した労働者がいた事業所の割合は13.5%(前年12.8%)と増加傾向にある。

申請や手続きの電子化が進むなど時代に合わせて労務担当者の業務内容も変化しつつあり、特に毎年定型的な対応が必要な健康診断やストレスチェックは、産業医や衛生管理者、健診機関など関係者や業務工数が多く、従業員が多い企業にとって負荷の高い業務となっている。

こうした背景から、マネーフォワードでは健康管理サービスを強化していく。