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「神戸須磨シーワールド」6月1日オープン 須磨海浜公園が完成

「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」の中で設置が進められていた水族館「神戸須磨シーワールド」が、6月1日にオープンする。ホテルも同日にオープンし、整備事業が完了することとなる。

須磨海浜公園は'19年に再整備方針が決定。サンケイビルを代表企業とする「神戸須磨 Parks + Resorts共同事業体」により、'22年1月から再整備事業における水族館・園地の建設工事が進められてきた。

再整備では、神戸市立須磨海浜水族園の建て替えのほか、約139,000m2に及ぶ園内全体の再整備を行ない、'23年5月に立体駐車場が完成、'23年9月には園地の一部とにぎわい施設「松の杜ヴィレッジ」がオープンした。

6月1日に、共同事業体の構成員であるグランビスタ ホテル&リゾートが手掛ける神戸須磨シーワールド、神戸須磨シーワールドホテルが開業することにより、整備事業が完了する。

神戸須磨シーワールドの最大の特徴は、西日本唯一のシャチを展示した水族館であること。シャチのパフォーマンスを楽しめるほか、世界初のシャチに関する教育ゾーン設置、オホーツク海におけるシャチの生態調査のデータの紹介などを行なう。また、横幅21m、高さ2.7mの窓越しにシャチを観ながら食事ができるブッフェレストランを展開する。

教育ゾーン「オルカラボ」
教育ゾーン「オルカホール」
レストラン

シャチのほか、イルカとふれ合い生態を学べる「ドルフィンビーチ」、横幅12m、高さ2.7mの水槽の前でイルカを観察できる「ドルフィンホール」を展開する。

ドルフィンビーチ
ドルフィンホール

ほかにも、瀬戸内海の自然や神戸・須磨の生態系が学べる施設を用意。「すべてのいのちは、こんなに大きい」をコンセプトとし、水族館の役割である「リクリエーション」「教育」「保全」「調査・研究」を軸に、学び「Education」と遊び「Entertainment」を融合。大人も子供も楽しみながら学べる場を目指す。

料金は変動制で、大人(高校生以上)、小人(小学生・中学生)、幼児(4歳~6歳)、シニア(65歳以上)で分類される。大人の場合は2,900円から3,700円。12月~3月(冬休み・春休み期間を除く)が最も安く(2,900円)、お盆期間が最も高く(3,700円)設定されている。そのほか、夏休み期間(3,300円)、通常期間(3,100円)がある。

神戸須磨シーワールドホテルは、神戸須磨シーワールドのオフィシャルホテル。「海への旅にいざなう価値体験型ホテル」をコンセプトに、イルカとのふれ合い体験や宿泊者限定のプログラムなどを提供する。

日本初となる、イルカとふれ合えるプール「ドルフィンラグーン」を常設。間近でイルカを観察し、生態を学べる体験コンテンツを用意する。

客室は全室がオーシャンビューで、大型の水槽や瀬戸内海の絶景を望むビューバスを備えたプレミアムルームも用意する。また、宿泊者にはチェックイン日からチェックアウト日まで、神戸須磨シーワールドに何度でも入館できる専用のチケットを提供する。

部屋タイプは、プレミアムルーム「シーワールドアクア」(66,500円~)、プレミアムルーム「プレミアキングアクア」(48,500円~)、スタンダードルーム「ラージツインルーム」(32,000円~)、スタンダードルーム「スーペリアツイン」(25,500円~)など。カッコ内は1室2名利用時・1名の料金。

プレミアムルーム「シーワールドアクア」
プレミアムルーム「プレミアキングアクア」
スタンダードルーム「ラージツインルーム」

神戸須磨シーワールドおよびホテルの所在地は兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5。