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三菱UFJ信託銀、情報銀行サービス「Dprime」終了 「活用進まず」

三菱UFJ信託銀行は、情報銀行サービス「Dprime」を2024年5月20日を持って終了する。2021年7月のサービス開始から約4年弱での終了となる。

Dprimeは、年齢や職業、居住地、年収など個人のデータを「情報銀行(Dprime)」に預け、企業から個別に「オファー」が届くという仕組み。ユーザーが自分の個人情報をDprimeに登録しておくと、興味分野に沿ったクーポンやイベント参加などの特典(ギフト)を取得できる。アプリのアンケートへの回答を通じ、企業・団体等の社会課題解決に向けた商品・取組を応援できるサービスとして展開してきた。

終了の理由は、「個人ユーザーの情報管理不安を起因とする積極的な活用が進まず、企業・団体等に対する既存のリサーチ業界との差別化が難しい中、長期にわたる事業の継続は困難と判断した」と説明している。

Dprimeアプリ

2月19日からは新規会員登録・登録済会員の本人確認申請停止し、2月29日にはアプリ内でのポイント獲得終了。5月20日をもってDprimeアプリの利用もできなくなる。Dprimeポイントの交換は5月20日までに実施するよう呼びかけている。

また、5月20日のサービス終了に伴い、全会員を対象に、法令等で必要な情報を除くデータの削除を実施する。