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ジャパンモビリティショー開幕 新EVコンセプトやスポーツカーが続々登場

10月28日から東京ビッグサイトで一般公開が始まる「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)。25日にはプレスデーが開催され、多くの新車やコンセプトカーなどが披露された。

ジャパンモビリティショーは、従来2年に1度開催されていた東京モーターショーから生まれ変わったイベント。各社のEVコンセプトモデルのほか、法改正により今年から新たに登場した特定小型原付など、自動車以外の次世代モビリティも多く展示される。

東京ビッグサイト

会期は10月26日からだが、26日はオフィシャルデー、27日はプレビューデーとなり、一般公開は28日から。会期は11月5日まで。チケットは、一般の当日券が3,000円、前売券が2,700円等。高校生以下は無料。チケット販売はオンラインおよびコンビニでの販売のみで、会場では販売しないので注意しよう。

開催概要

会期:2023年10月26日~11月5日
 プレスデー:10月25日、26日
 オフィシャルデー:10月26日(招待者のみ)
 プレビューデー:10月27日(2万枚限定)
 一般公開日:10月28日~11月5日
入場料:3,000円(高校生以下無料)
会場:東京ビッグサイト

東京ビッグサイトを全面活用。メインは東展示棟

ジャパンモビリティショーでは、東京ビッグサイトの東展示棟 1~3ホールと、4~6ホール、7~8ホール、西展示棟の3~4ホール、南展示棟の南1~4ホールを活用。東京ビッグサイトのほぼ全てにおいて、様々な企画を実施する。

メインと言えるのが東展示棟で、1~3にはトヨタ、マツダ、SUBARU、ダイハツらが、4~6には、日産、三菱、BMW、スズキ、ホンダ、ソニーホンダ、ヤマハ、BYD、レクサスなどが出展する。

ホール4~6

東展示棟の7~8は次世代モビリティ関連で、TURINGやパナソニックのほか、WHILLや、日本電動モビリティ推進協会、glafitなどパーソナルモビリティ関連も出展しており、WHILLやglafitでは試乗会なども行なっている。またモータースポーツエリアも設けられている。

東展示棟は次世代モビリティ関連
日本電動モビリティ推進協会
WHILL

西展示棟の3~4ホールは部品・機械器具、南展示棟は南1~4ホールで、カスタマイズカーやスーパーカーエリアのほか、子供の職業体験ができるキッザニアが出展。トヨタやホンダ、三菱など自動車メーカーの職業体験が可能となる。また、1階ホールはH2 Energy Festivalと題して、各種イベントが行なわれる。

西展示棟の3~4ホールは部品・機械器具
南展示棟の入り口
キッザニア
板金技術者の仕事を体験

新EVコンセプトカーなど続々。スポーツカーも多数発表

2026年導入予定の次世代バッテリーEVコンセプト「LF-ZC」を世界初公開。新しいソフトウェアプラットフォーム「Arene OS」を搭載し、パーソナライズされたドライビング体験やエンターテイメントの拡張、社会ネットワークとの繋がりなどデジタルライフのシームレスな連携を提案するという。レクサスブランドにおいても「LF-ZL」を展開する。

次世代バッテリーEVコンセプト「LF-ZC」

日産ブースでは多数のコンセプトカーを出展。EVコンセプトカー第5弾として「ニッサン ハイパーフォース」を初披露したほか、「ハイパーアドベンチャー」など多くのコンセプトカーを発表している。

ハイパーフォース発表前に黒幕
アンベールされたハイパーフォース
「ニッサン ハイパーアーバン」

ホンダは、かつて展開していた「プレリュード」のブランドを復活させた「プレリュード コンセプト(PRELUDE Concept)」を世界初公開。

「本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、Honda不変のスポーツマインドを体現するモデル」(三部 敏宏社長)とし、スペシャリティスポーツとして「プレリュード」を展開していく。

プレリュード コンセプト

また、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られた4輪モビリティ「SUSTAINA-C Concept」と2輪モビリティ「Pocket Concept」などを展示している。

「SUSTAINA-C Concept」と「Pocket Concept」
自動運転車両「クルーズ・オリジン」

ホンダジェットの実物大モックも展示されている。実際に機内だけでなく、コクピットに座れるのは、「クルマ」だけにこだわらないモビリティショーならでは。

ホンダジェット
ソニーホンダモビリティも独自ブースで「アフィーラ」を紹介

マツダはコンパクトスポーツカーコンセプト「MAZDA ICONIC SP」を初披露。「2ローターRotary-EVシステム」を採用し、造形の基本となる「骨格」づくりにおいて、優れた運動性能を印象づける低重心のプロポーションを目指したという。

水素など様々な燃料を燃やせる拡張性の高いロータリーエンジンを活用した「2ローターRotary-EVシステム」は、カーボンニュートラル燃料で発電。搭載バッテリーは、再生可能エネルギー由来の電力で充電されれば、実質カーボンニュートラルで走行可能という。

MAZDA ICONIC SP

ダイハツブースでは、FRオープンスポーツ「ビジョン コペン」を世界初公開。FRレイアウト、CN燃料の活用を見据えた1,300ccの内燃機関の組み合わせにより、走る楽しさを極めた新たな小型オープンスポーツを提案する。また、コンパクトなオープンカーの軽乗用BEV「OSANPO(オサンポ)」も披露している。

ビジョン コペン
OSANPO(オサンポ)

サステナブルな軽乗用BEV「me:MO」、未来の軽商用車「UNIFORM Truck」「UNIFORM Cargo」などを出展している。

SUBARUブース
三菱ブース

Car Watchでは各社ブースや新モデルの記事を多数掲載している。また、Watchシリーズにおいても各媒体の記事集約ページを公開している。

ジャパンモビリティショー 記事一覧(Car Watch)

ジャパンモビリティショー 記事一覧(Watchシリーズ)