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JR西、「踏切ゲート-Lite」開発 遮断機・警報機がない場所に設置

JR西日本は、第4種踏切の安全性向上に向けた「踏切ゲート-Lite」を開発。歩行者等が通行する踏切を対象に、準備出来次第、設置を進める。

第4種踏切とは、踏切警標だけで、遮断機と踏切警報機のいずれも設置されていない踏切。JR西日本 中国統括本部では、リスクの高い第4種踏切の安全対策として踏切ゲートの設置を進めてきたが、踏切ゲート-Liteによりさらなる安全性向上を図る。

踏切ゲート-Liteは、歩行者および自転車、二輪車が通行する踏切に対象を限定した、通行者の扱いやすさ、施工のしやすさが特徴のゲート。踏切ゲートと同じレベルで通行者に一時停止・左右確認を促すことを狙いとする。

設置位置は踏切一旦停止線付近。常時遮断式で、通行者の踏切横断時のみ開閉。通行方法は、踏切進入時には垂直方向に持ち上げて通行、踏切退出時には水平方向に押す、または垂直方向に持ち上げて通行する。半自動式で、遮断桿の操作後は自動的に元位置に戻る。

2023年度に25踏切程度の設置に向けて、道路管理者と協議を進めて順次設置する。