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BOOTH、AI生成の大量出品は検索から除外

ピクシブは、創作物の出品・販売サイト「BOOTH」における、AI生成作品を元にした出品への対応策を明らかにした。

ピクシブによれば、AI生成作品は低コストで短期間に大量に生成でき、一部ユーザーは過剰な数を出品、ほかのユーザーの創作物の販売機会を脅かしている状況にあるとする。

具体的には、独自性が薄い同じものばかりが並べられ、検索結果の閲覧体験を阻害することや、低いコストで大量生成・出品され利用規約・ガイドラインに違反することも多いため、規約違反の確認などの運営コストが増加し健全なサービス運営が難しくなっていることを挙げている。

対応策として、「同一の製作技術を用いたことによる他と差別化されていない作品を出品するショップ」について、該当するショップの全出品物が検索結果に表示されなくなる。

これはAI生成作品に顕著に見られる傾向とする一方、あくまでも「同一傾向を持つ出品者らによる迷惑行為」への対応で、AI生成に限らず同様の行為は規制の対象になる。なお、検索結果に表示される・されないの基準は、ボーダーラインを狙う悪質行為を防ぐため、非公開としている。

BOOTHでは、そもそもAI生成作品の出品において、前提となる利用規約やガイドラインに違反している例が多々見られると指摘、ヘルプページなどを熟読するよう案内している。これらには、写真と見紛うようなR-18画像は“イラスト集・CG集”として出品できない禁止商品であること、なども含まれる。

またすでに案内されているように、5月中にはピクシブのサービス共通利用規約・ガイドラインが改訂される予定で、こちらにもAI生成作品に関連する内容が含まれている。