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「京都高島屋 S.C.」10月開業 高島屋京都店増床で専門店ゾーン
2023年4月15日 08:30
高島屋と東神開発は、高島屋京都店と、その隣接地に増床する専門店ゾーンからなる「京都高島屋 S.C.」を10月17日に開業する。専門店ゾーンの名称を「T8(ティーエイト)」とし、出店する51店舗が決定した。
京都高島屋 S.C.は、百貨店「高島屋京都店」と、新設される専門店ゾーン「T8」が全フロアで接続する1つの建物となる。T8は、「玉川高島屋 S・C」や「日本橋高島屋 S.C.」などを手掛ける東神開発が、テナントリーシングおよび管理・運営を担う。高島屋京都店、T8ともに地下1階から地上7階までの8フロア構成。
T8の4階から7階では「アート&カルチャー」をテーマとした、現代アートやサブカルチャー、エンターテインメント関連のテナントが出店する。主なテナントは、4階のまんだらけ京都店、5・6階の京都 蔦屋書店、7階のNintendo KYOTO。まんだらけ京都店とNintendo KYOTOは京都発出店となる。4階ではそのほか、レコード店のフェイスレコード、アート・雑貨を取り扱うヌーヌKYOTOなどを展開する。
そのほかのフロア構成は、地下1階が食、1階がコスメ、ギフトなど、2階がアパレル、ジュエリーなど、3階がアパレル、雑貨など。
1階にはDAISHIZEN 代表取締役 齊藤太一氏監修の憩いの場「余白(YOHAKU)」を設置。DAISHIZENによるフラワー&グリーンショップと、カフェの新業態「(THISIS)NATURE」、シーティングスペースで構成される。余白内では、現代アートの展示やイベント開催も予定している。
専門店ゾーン「T8」のネーミングは、コピーライターの藤田卓也氏によるもの。テナント・環境ともに特徴的な8つの異なる空間から成り立っていることを表す数字の「8」に、高島屋、東神開発の「T」が組み合わされている。
ロゴデザインは、アートディレクター/グラフィックデザイナーの安田昂弘氏によるもの。家紋や瓢箪など伝統的なシルエットを思わせるデザインで、Tと8を抽象化。京都という都市が持つ歴史的側面から現代、未来まで、地続きにつながり日々変化を続けるイメージと、多様性に対しての可能性をメッセージとし、デザインしたという。
環境デザインは、アドバイザーとして齊藤太一氏を迎え、様々な人々や文化、物ごとが混ざり合う、出会いと発見がある空間を狙いとして構築。また、デザイナーを複数人起用し、フロアごとに異なるコンセプトで環境を設計している。
京都高島屋 S.C.の所在地は京都市下京区四条通河原町西入真町 52。営業面積は約65,000m2で、うち百貨店が約52,000m2、専門店が約13,000m2。