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e-Tax障害は「利用増によるサーバー負荷」。4月15日まで個別延長対応

国税庁は18日、3月14日から15日に発生したe-Taxの接続障害についての対応を発表した。障害の原因は、利用者増により「データベースサーバーの処理に大きな負荷がかかり、パフォーマンスの低下が発生した」としている。障害により、期限内に申告できなかった場合は、申告書に障害による延期と追記することで、4月15日まで個別に延長申請に対応する。

今回の障害では、ログイン困難(一部ログイン不可・混雑通知が表示)、送信困難(送信不能又は送信所要時間の長期化)、国税庁からの通知確認困難(国税庁からの通知メール遅れ)などが断続的に発生。16日以降は、申告件数が減少したこともあり、安定的に稼働しているという。

障害により、申告できなった場合には、個別に申告期限を延長。申告書等を提出する場合に、所定の欄に「e-Tax障害による申告・納付期限延長申請」など記載することで、4月15日まで受け付ける。

申告・納付期限の個別指定による期限延長手続の具体的な方法

なお、2021年の確定申告では、65万円の青色申告特別控除の要件として、「e-Taxで送信する」が必須となっている。e-Tax接続障害により送信できなかった場合は、「e-Tax の障害による申告・納付期限の延長申請」と記載した申告書を、4月15日までにe-Taxで提出することで、65万円の青色申告特別控除の適用を受けられる。

各種会計ソフトを利用してe-taxで提出する場合の入力方法

接続障害により送信ができず、e-Taxではなく書面で青色申告特別控除を55万円として提出してしまった場合、4月15日までに「e-Taxの障害による申告・納付期限の延長申請」と記載した申告書をe-Taxで提出すれば、65万円の青色申告特別控除の適用を受けられる。詳細はFAQでも説明している