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「せたがやPay」が20日スタート。東京 世田谷区のデジタル地域通貨

東京都世田谷区において、デジタル地域通貨「せたがやPay」が2月20日からスタートする。

せたがやPayは、世田谷区の支援のもと、世田谷区商店街振興組合連合会が導入するデジタル地域通貨。非接触型のキャッシュレス決済による消費活動が基本となると想定し、ニューノーマルに対応した商品券事業の構築と、区内商店街の活性化施策として導入される。

ユーザーはせたがやPayアプリをダウンロードし、現金をチャージすることで、世田谷区内の加盟店でキャッシュレス決済できる。2月時点では、飲食店や物販店など400店舗以上で利用可能で、区内の一部セブン-イレブンでも対応する。現金のチャージは、全国のセブン銀行ATMで行なう。チャージ金額は1,000円単位で、チャージ上限は10万円。有効期限は最終利用日から1年間。

対象年齢は16歳以上で、世田谷区外の人も利用できる。

せたがやPayは、フィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を活用。店舗の二次元コードをアプリで読み取る方式のため、専用端末不要で店舗側は初期投資費用がかからず導入できる。また、これまでの紙幣型商品券に比べ、安価に素早く発行・運用ができるため、世田谷区による中小・個店応援事業「地元のお店応援キャンペーン!」にも活用される。今後は、世田谷区が付与する行政ポイントの受け皿や、地域の情報インフラとしての活用なども見込む。

開始を記念して、対応店舗での飲食代の20~30%をポイント還元する「地元のお店応援キャンペーン!」なども実施。詳細はせたがやPayのWebサイトで案内している。