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スマートシティを実現する「SocietyOS」。NTTデータ

NTTデータは、スマートシティの実現に向けた新ブランド「SocietyOS」を創設した。

NTTデータではこれまでNTTグループで連携し、ラスベガスシティのスマートシティ化や田園調布雙葉学園におけるスマートキャンパスの取り組み等を推進。「SocietyOS」はこれらの知見を生かし、地域にあった都市機能・サービスを生活者視点で価値創出していくための新ブランド。

少子高齢化、環境問題や行政のデジタル化、新型コロナの影響による生活環境の変化など、社会課題を解決するサービスやソリューションを展開する。

価値創出に必要なエコシステム形成のため、さまざまなサービス/ソリューションと連携。NTTデータの既存サービスをAPI化し、SocietyOSと連携することで迅速に提供可能なサービスを拡充する。

行政機関や企業等が保有する静的データだけでなく、カメラやセンサー等のIoTデバイスから得られる動的データを収集し活用。収集したデータは連係・分析し、サービスに活用する。個人情報・個人サービスログについては厳重管理と分析活用を共存させ、多様化するパーソナルニーズに応えるサービス開発を支援する。

サービスの継続的な開発と高速デリバリーをサポーツするクラウド環境を提供。SocietyOS上で開発・運用されるサービスは、NTTデータが保守・運用業務をサポートする。また、NTTグループ各社と連携し、グループ全体のノウハウや技術力を活用。スマートシティ実現に有効なノウハウをNTTデータがコンシェルジュとして提供する。

具体的なサービス例は、街の状況や個人の好みに合わせた最適情報を提供するパーソナルレコメンドや、街のスポット混雑情報、災害用ハザードマップの提供などを行なう密回避・避難誘導、需給予測を元にした発注最適化や価格変動制によるフードロス削減、行政・公共手続のワンストップ化、VR空間の活用による遠隔地でのショッピングやコミュニケーションなど。

NTTデータはSocietyOSを通し、2025年度末までに売上高100億円を目指す。