Slackのロゴが一新。ブランドに一貫性を

チャット・コミュニケーションツールの「Slack」は16日(米国時間)、ロゴのリニューアルを発表した。今後数カ月をかけて、ウェブサイトや広告、製品の一部など、Slack関連のビジュアルを新ロゴに変更していく。

Slackのロゴが変更

新ロゴ

ロゴ変更の理由については、これまでのロゴが「本来のロゴの役割を果たしていない」ため、という。Slackの最初のロゴは、創業前に作られ、Slackのチャンネル名の前についているシャープ記号(パウンド記号、ハッシュ)に似せたものだった。

しかし、このロゴは「扱いが難しかった」という。11色という多数の色で構成されているだけでなく、白地以外の背景への配置や、角度を間違える、色の微調整を誤ると、“微妙”な見た目になってしまっていたとする。

従来のロゴは扱いが難しかった

この問題への対応のため、用途別に複数のロゴをデザイン。しかし、結果としてアプリのアイコンのデザインもバラバラになり、場所に応じて異なるロゴが表示されることになってしまい、ブランドの統一感において課題となっていた。

用途用の既存ロゴ

そのためロゴを刷新。Slack社内のデザイン・ブランド担当チームとグラフィックデザイン会社PentagramのMichael Bierutが率いるチームが協力し、より一貫性のある新しいビジュアルアイデンティティ創出に取り組んだとする。

色使いをシンプルにしながら、元のロゴの本質を引き継ぎ、あらゆる場所で活用できるSlackブランドを象徴するロゴを目指したという。また、ロゴのほか、アプリアイコンなども新たなデザインに変更していく。

新デザインのロゴ

新デザインのアイコンなど