佐川急便、配送伝票入力業務をAIで自動化。認識精度99.8%

佐川急便とSGシステムは、フューチャーアーキテクトと共同で、人が行なう配送伝票の入力作業をAIが代替し自動化するための新システムの開発を開始した。

フューチャーアーキテクトとSGシステムは、深層学習を活用した文字認識などのAI技術をベースに配送伝票の情報を自動読取りする仕組みを独自に開発。2016年より実現性について多面的な検証を行なった結果、AIによる手書き数字の認識精度は99.8％以上に到達し、例外的な表記を除いてはAIが人と同じ水準で正確に読取れることを実証したという。

佐川急便は、年間に約12億個の荷物を取り扱っており、繁忙期には1日に100万枚もの配送伝票の情報を人の手によりシステムに入力している。この負荷とコストを圧縮しながら、品質を維持することを課題としている。

3社は、AIを活用した新システムを開発して配送伝票の入力作業を自動化し、コスト削減と品質向上を目指すという。