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グーグル、「マシンスピード」で脆弱性修正する「CodeMender」などAI防御策
2026年11月6日 18:31
Google Cloudは5日(米国時間)、AIエージェント時代に向けたセキュリティ機能の強化を発表した。脆弱性を発見・修正するAIエージェント「CodeMender」に新機能を追加したほか、AIエージェントの認証、脅威の検知・対応などを強化する。
エージェント型コーディングツールはソフトウェア開発を劇的に加速した一方で、人間のレビューでは、機械の速度(マシンスピード)で行なわれるコミットや検証されていない依存関係に追いつくことはできず、攻撃者にとってのバックドアを生む可能性も高い。
こうした環境に対し、統合開発環境(IDE)にリアルタイムのガードレールを構築し、コードのマージ前にモデルを検証して欠陥を排除していく。
脆弱性を自動修正する「CodeMender」を強化
CodeMenderは、ソフトウェアの脆弱性を自動で発見・修正するAIエージェント。「Gemini 4 Argon」など複数のAIモデルを活用し、、未知の脆弱性の特定や修正パッチの生成・検証をマシンスピードで対応する。
同エージェントは7月からプレビュー提供されており、新たに脆弱性の検証や攻撃シミュレーションを隔離された環境で実行する機能を追加。OSレベルのサンドボックスや仮想マシンを利用でき、ファイルへの書き込みやコマンド実行には人間による確認を組み込む。
また、スキャン対象を特定のフォルダー、リポジトリ全体、前回のスキャンから変更されたファイルのみに指定できるようになり、検証にかかる時間やコストを抑えられる。
AIエージェントの認証を自動化
AIエージェントの認証情報を一元管理する「Auth Manager」の一般提供を開始した。Googleが管理する保存領域で認証情報を管理し、OAuth 2.0/PKCEによる認証フローやトークンの更新を自動化し、認証情報の盗難リスクを軽減する。
また、「Agent Identity」ではJWT(JSON Web Token)へのサポートをプレビュー提供する。標準的なOIDCトークンを発行することで、AWSやAzure、オンプレミス環境、MCPサーバーなどに対し、長期間有効な静的なAPIキーを使用せずにAIエージェントを認証できる。
Wizと連携し、脅威の検知・対応を強化
Google Cloudは、Wizとの連携も強化し、自律型アプリケーションの開発から実行までのライフサイクル全体で保護する。
プレビュー提供中の「Wiz AI SAST」は、AIを活用してアプリケーションの動作を分析し、複雑なビジネスロジックの脆弱性を検出する機能。CodeMenderなどと連携した脆弱性の修正にも対応する。
「Wiz Defend」と「Google Security Operations」の連携も改善。共通のデータモデルを使用し、どちらの製品からでも脅威を調査できるほか、調査結果の双方向同期にも対応する。また、Wiz Defendは「Google Threat Intelligence」と統合され、最新の脅威情報を直接取り込めるようになった。
