『ハンニバル　DVD SPECIAL BOX』 鋭いメスを持って不適な笑みをたたえたレクター博士の怖いことったら…。すぐには殺さない殺人美学を、リドリー・スコットの映像美と共に堪能できる作品。（伊藤） 【『インディ・ジョーンズ』の“猿の脳味噌シャーベット”と食べ比べてみたい度数】☆☆☆☆☆ 　本編ディスクと特典ディスクの2枚組である。本編にてレクター博士の殺人美学を目の当たりにするだけでは終わらせてはくれないのだ。削除された14もの未公開シーンや、4台のカメラで撮影された冒頭の銃撃シーンを場面を自由に切替えて見ることができるマルチ・アングル機能、さらに、公開されなかった別バージョンのエンディングまで見せつけてくれる充実ぶりだ。 　また、75分にもおよぶメイキングでは、制作秘話はもちろん、アニマトロニクスと分かっていてもやっぱり怖い、人喰いブタの撮影シーンなどを紹介している。本編だけにとどまらず、223分もの映像特典を別ディスクにしている本商品は、DVDの機能を存分に生かし、さらなる恐怖を味わえる。 ■ストーリー 　連続殺人鬼であるバッファロー・ビルの捜査協力を依頼されたドサクサで逃亡してから早10年。天才精神科医のレクター博士はイタリアの古都フィレンツェで、美食と芸術を満喫する優雅な逃亡生活を送っていた。しかし、レクター博士に恨みを持つ大富豪のメイスン・ヴァージャーが、FBI捜査官のクラリス・スターリングをオトリに利用し、執拗な復讐を企んでいた。独自の殺人美学による悦楽殺人鬼の顔を再び見せはじめたハンニバル・レクターは、狂気に満ちた行動を復活させる…。

■作品データ 監督：リドリー・スコット 出演：アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーアほか 2001年/アメリカ/131分＋映像特典/税抜9,800円/[ビデオ／有] [10/25発売：東宝ビデオ] （C)2000 UNIVERSAL STUDIOS

■映像特典チェック！

◆本編ディスク1枚： 「リドリー・スコット監督によるオーディオ・コメンタリー」 ◆特典ディスク1枚： 「「沈黙は破られた」～メイキング・オブ・『ハンニバル』（75分3秒）」 「マルチアングルで観る！」 「未公開映像（48分56秒）」 「マーケティング・ギャラリー（8分30秒）」 「オリジナル劇場予告篇」 「日本版劇場予告篇」 「『羊たちの沈黙』劇場予告篇」

■その他、秋の夜長に恐怖に打ち震えたい人に是非みてほしい作品■ 『羊たちの沈黙 特別編』 アンソニー・ホプキンスの怪演が話題を呼んだ本作は、原作本と合わせて、ぜひ一家に１本持っておきたいお薦め作品だ。FBI捜査官役のJ.フォスターの好演も光る。（水島） 【ドクロ模様の蛾と犯人のお尻がキモい度数】★★★★☆ 『エイリアン』 奇才画家の悪夢が生んだ怪物がR.スコットによる光と陰で増幅する。最後まで全容をわからないエイリアンの怖さは『ジョーズ』の恐怖に通 じる！（水島） 【必死に自爆装置を解除するリプリーの気持ちと同化できる度数】★★★★★ 『エイリアン2　完全版』 １作とはうって代わりてんこ盛りで登場するエイリアンとのバトルが見所の本作。作業用ロボットを使った壮絶なラストバトルは何度見ても圧巻だ。（水島） 【クイーン・エイリアンの産卵シーンにウミガメの涙を思い浮かべる度数】☆☆☆☆☆ 『エイリアン3』 刑務所というシチュエーション設定で1,2作とは違った緊張感を醸し出している。S.ウィーバーも丸坊主で熱演の3作目は『セブン』のD.フィンチャー監督作品。（水島） 【刑務所という設定に思わず女囚さそりを思い出してしまう度数】★★☆☆☆ 『エイリアン4』 『デリカテッセン』のジャン＝ピエール・ジュネ監督によるちょっと異色なエイリアン映画だ。恐怖よりも独創的な映像美術で楽しむ一品か?!（水島） 【ウィノナ・ライダーを見て『シザーハンズ』の雪の中のダンスを想い泣ける度数】★☆☆☆☆ 『オーメン・トリロジーBOX』 そういや6月6日に生まれたやつがいじめられてたっけ・・。PART1もいいけど、個人的にはPART3のサム・ニールも印象的。（大越） 【毎回ラストシーンのニヤリが楽しみになっちゃう度数】 ★★★★☆ 『エクソシストディレクターズ・カット版』 去年さんざんCMやってたおかげで「スパイダーウォーク」もまだ記憶に新しい人も多いのでは？（大越） 【今見れば結構斬新なことやってたんだなあとしみじみしてしまう度数★★★★☆】 『セブン スペシャルプライス版』（予約受付中） エンドロールが逆さまに出てくる映画としてカイル・クーパー手がけるビジュアル面も有名だったりするが、老練刑事サマセット役のモーガン・フリーマンの演技が味わい深いかな。最初の原案では最後にブラピが！？これはDVD特典映像のお楽しみ。（浜田） 【モーガン・フリーマンは本当に２本指でタイプライターを打てるのか？度数】★★★☆☆ 『サイコ　コレクターズ・エディション１９６０』 ヒッチコックが放つ、問答無用のサイコスリラー。未だにこの作品を越えるものは出てないような気がするのは僕だけ？（大越） 【どんなにがんばってもこの人にゃなれないと思う度数】 ★★★★★

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