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2016年11月30日

USBメモリサイズでハイレゾ対応、DAC内蔵コンパクトアンプを試す

 

 


「microUSB接続 DAC機能付きコンパクトアンプ DN-914276」

 ポンと出てきた感のあるハイレゾ需要に応えるべく、すっかり小型のDACも定番化している。そこで、今回紹介するのはハイレゾ対応でUSBメモリサイズの「microUSB接続DAC機能付きコンパクトアンプ DN-914276」だ。販売価格は税込4,499円。

一般的なUSBメモリと変わらないサイズのDAC機能付きアンプ

 本体のサイズは約55mm×約11mm×約6mmで、重量は約11g。一般的なUSBメモリと変わらないサイズのDAC機能付きアンプというのが本製品の特長になる。筐体はアルミニウムを採用しており、低価格帯の製品ながら作りがしっかりしているほか、ボリュームボタンとミュートボタンもアリだ。

3.5mmヘッドフォンジャックを採用 PCやスマホとの接続はmicroUSB
通電した状態になるとミュートボタン横のLEDが点灯。輝度は低めで気になりにくい

 付属品はキャリングケースとMicro USB - Miro USBケーブル、Micro USB - USBケーブル。対応する環境は、WindowsとMac OS。これらについては接続すると標準ドライバーが割り当てられ、サウンドデバイスとして使用可能になる。

 この他、Android搭載のスマートフォンでも利用できる。Androidについてはそのままだとボリュームボタンとミュートボタンは反応するが、サウンドの出力は実行されないケースがあったが、その場合はONKYO HF Playerなど、独自にドライバーを持つアプリ経由であれば使用可能だ。

 また、2016年後半に国内で発表されたAndroid端末の多くは、USB Type-Cを採用している。その場合は、変換アダプタ経由となるが、手持ちの環境では動作を確認できなかったので、ハンズオンできる店頭を見つけた場合は、動作確認をしたほうがいいだろう。

 iOSについても変換ケーブルを使用して接続してみたが、iOS側からUSB Audio Deviceとして認識されず、使用できなかった。なお、使用した端末はZTE AXON 7、iPhone 7 Plus、変換アダプターはAnkerのもの。

USBストレージとのサイズ比較 付属のキャリングケース
本体と付属のケーブルを収納した状態。ケーブルの端子部分は金メッキ処理が施されている

 搭載しているアンプチップはMaxim MAX97220A、DACはVIA Envy VT1620A。対応サンプリングレートは16bit/192kHz、24bit/96kHz、SN比は85db、出力は64mWといった性能がカタログスペックとして公開されている。

 実際に音楽を聴いてみると、飾りっ気は最小限になっており、音質の向上は十分に体感できる。ソースがそのままきているような印象を受けたが、乾いた感じの音は気持ちいいもので、曲のジャンルを選ぶともいえるだろう。なお、使用したヘッドフォンはAKG Q701。

小型なので持ち運んでも邪魔にならない

 今回の製品はUSBストレージサイズで持ち運びが容易なDACである。Android端末とセットで使用する場合は邪魔にならず、ノートPCで使用する際も設置場所を考えなくてもいいと、音質だけでなく使い勝手もいい。

 もちろん、高級DACと比べると聴き劣りするのだが、現状よりも音環境をよくしつつ、荷物は最小限にと考えるのであれば「microUSB接続 DAC機能付きコンパクトアンプ DN-914276」はチェックするに値するガジェットだろう。

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microUSB接続 DAC機能付きコンパクトアンプ DN-914276
https://www.donya.jp/item/74199.html

 

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