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2013年2月28日

謎な色モノ、「動画を再生できるキッチンスケール」を試す
やっぱり人を選……ぶかも??

 

 

今回のアイテムは「マルチメディアプレーヤースーパーキッチンスケール上海問屋DN-82864」。キッチンスケールに4.3インチ液晶ディスプレイを搭載した……色モノだ。

価格は3,999円(税込・送料別)だ。

最大5kgまで計測できるキッチンスケール 計測しながら動画も再生


今回は「マルチメディアプレーヤースーパーキッチンスケール上海問屋DN-82864」

「マルチメディアプレーヤースーパーキッチンスケール上海問屋DN-82864」は縦202mm×横mm161×厚さ17mm、重量400gで、フラットデザインを採用するごくごく普通のキッチンスケールだ。

計測面である表面はガラスを採用しており、計測可能重量は5kgまで。最小1g単位からの計測に対応している。スケールとして面白いのは、背面の足部分が重量センサーになっているところだろう。国内で主流のスケールは本体表面側に重量センサーを有しているものが多いのだが、「マルチメディアプレーヤースーパーキッチンスケール上海問屋DN-82864」は逆になっている。またkg/g/oz/lbの単位変更機能のほか、容器自体のサイズを差し引いて計測するTARE機能もあり、スケール単体での使い勝手もよくなっている。

設置時の注意点としては、背面4カ所に重量センサーがあるため、置き場所は平らな場所であることが前提条件で、計測条件その2としてはだいたい真ん中に置かないと±2gほどのブレが生じる。およそまな板が置けるスペースがあればまず問題ない大きさなので、国内のキッチンの多くにフィットすると思われる。また背面には壁掛け用フックホールもあり、使用しないときの設置場所作りや下記しているマルチメディアプレイヤー機能を使う際にも便利だ。

本体背面の四隅にあるゴム足は重量センサーも兼ね備えている 計測時は基本本体中央に、計測したい物を配置しよう。マルチメディアプレイヤー側の操作パネルに触れると問答無用で起動するため、巨大なものの計測は苦手 重量計測だけであれば、ボタン電池で動作する

電池による駆動時間は未記載だが、後述するマルチメディアプレイヤー機能用バッテリーとは別にボタン電池(CR2032)×1での駆動になっているため、普段使いの範囲であれば電池について心配する必要はない。

気になるところは、本製品は防水仕様ではないところ。表面はガラス素材なので、多少の水滴は問題ないが、側面や背面は防水加工されていない。ウォーターハザードが起きやすいキッチン回りでの運用になるため、とくにコネクタのある部分には注意が必要だ。

クセのある再生仕様をどう活かすかがカギ

では「マルチメディアプレーヤースーパーキッチンスケール上海問屋DN-82864」が持つ“スーパー”な部分をチェックしていこう。

本体正面上部には、4.3インチTFTカラー液晶(解像度480×272ドット)とタッチ方式のメディアプレイヤーON/OFFボタン、ボリュームボタン、再生/一時停止ボタンが用意されている。対応するファイル形式は、AVI、MPEG1/4、xvid、D1。4.3インチTFTカラー液晶は視野角が妙に広く、上下左右とも170度付近まで画面の破綻がないため、調理ながらでも視認しやすい。スピーカーはステレオで音はそこそこといったところだ。

気になったのは対応ファイル形式。AVIの構造については表記がなく、MPEG-4についてもテスト作成した動画を再生できなかった。あっさりと再生できたのが、xvidだったので、基本はxvidがいいだろうか。なお動画ソースは576×720までとあるため、すでに手持ちのレシピ動画の多くはエンコードし直しする必要があるだろう。

また独特の仕様として、動画を再生するためには同じファイル名のサムネイル画像と動画が必要になる。ファイル名は日本語にも対応するが半角英数のほうが無難。文字化けすることもあるため、基本、半角英数がいいだろう。なお記憶媒体はmicroSD(最大32GB)。

本体上部にインターフェイスは集中している。左から充電用のminiUSB、microUSBスロット、ステレオスピーカー データを作成して読み込ませたところ。タッチ操作に対応するのは操作ボタンだけなので、ファイルの切り替えはボリュームボタンで選択して、再生/一時停止で決定の方式 視野角はかなり広く、写真くらいの角度からでもOK

動画再生時間は最大で2時間。上記したように、キッチンスケールの電源とマルチメディアプレイヤーの電源は独立しているので、本題である重量計測については動画再生時間の短さは問題ではない。

さて、どんな動画がいいのか。キッチンスケールなので調理手順がもっとも適切といえば適切だが、調理中のBGMにPVを入れておくのもいい。筆者の場合であれば、レビュー製品の重量計測用としても活用できるため、BGM中心の動画を入れて活用している。

このあたり、代替品としてスマホやタブレットが登場してきているが、手狭な環境が多い日本のキッチン事情を考えると、キッチンスケールとセットになっていたほうが、意外と便利。またお子さんがいるのであれば、調理教材デバイスとしても役立つだろう。なお初見での印象は、「(価格帯からすると)液晶パネルを引っこ抜くのにいいかなぁ」だとか、「4つの重量センサーがあるからなにかに使えるかも」であったので、DIY方面の人もチェックしてもらいたい。

マルチメディアプレーヤー スーパーキッチンスケール 上海問屋 DN-82684
http://item.rakuten.co.jp/donya/82864

 

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