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2012年9月25日

小ネタやプレゼントによさそうな
耐衝撃×耐寒×防塵×防水“トイデジ”

 

 


今回は「コンパクト デジタルカメラ HCM-300シリーズ DN-82603」

上海問屋が取り扱う多数の製品群から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回のアイテムは「コンパクト デジタルカメラ HCM-300シリーズ DN-82603」。ちょっとゴツいわりにカラーバリエーションがポップ調ばかりのかわいいデジカメだ。ちょっとゴツいのにはワケがあり、耐衝撃/耐寒/防塵/防水の圧倒的スペックを有しているからだ!!

価格は4,999円(税込・送料別)。

頑丈なのはそれだけでステキ

日々、モバイルガジェットを持ち歩くようになった自作er諸君の大半は、スマホだったり海外スマホだったり、中華5インチタブレットだったりするだろう。最近の共通項としては、だいたいの製品になんだかんだでカメラが付属しているところ。汎用機へと邁進するスマホをコンパクトデジタルカメラ代わりにしているという人も多いハズ。実際、カメラユニットの性能も向上し、コンパクトデジタルカメラはもっていなくてもいいという風潮さえある。そしてなにより、豊富なカメラアプリ群の支援射撃がある。

さて、汎用機たるスマホはいまや防水にも対応して、雨の中でも安心。とくに国内産スマホはIPX6~7の取得が多いのだが、防塵性能は多少あっても、耐衝撃や耐寒性能となると正直まだまだ弱い。また、タッチパネルがぬれた状態だとシャッターボタン非対応のアプリは、撮影すら困難になる。そうしたシーンでは、やはり専用機の出番だろう。また耐衝撃や防塵性能を要求される場所でも同様。

そこで「コンパクト デジタルカメラ HCM-300シリーズ DN-82603」というわけだ。防水性能はIPX8準拠(=防塵機能も有する)、耐寒-10℃、耐衝撃1メートルのタフガイである。

本体正面。レンズユニットを守る耐衝撃・防寒・防塵・防水処理がかっこいい 本体背面。デジタルズームやメニューキー、フラッシュスイッチなどが並ぶ。液晶パネルは1.8インチ。小さい割に、手袋装備でも操作はしやすい
本体上部には、電源ボタンとシャッターボタンがある。シャッターは半押しでの判定はないようで、押し込むのみ 本体左側面には、焦点距離ノーマルとマクロ切り替えスイッチがある。アナログスイッチであるところがかわいい 電源は単4形乾電池×2。バッテリー消化は激しいほうなので、100枚取れればOKくらいに考えておくといい。なお電池ボックスは二重の防御措置がなされており、細かいところで男の子魂を揺さぶってくれる

本製品のサイズは、写真を見てもわかる通り、手のひらサイズよりもちょっと大きいくらいの高さ74mm×幅96mm×厚さ30mm。丸っこいビジュアルとポップ路線のオレンジとイエロー、ブルー、レッドのカラバリでかわいさがアップしている。今回のイエローは土木現場であれば目立っていい感じなのだが、かわいい印象もある絶妙の配色だ。

シャッターやメニューキーなどは大きめで、手袋を装備しながらの撮影も問題ない。また、渋いのは、フォーカスレンズの切り替えが手動なところだろう。本体左にあるレバーでノーマル(焦点距離1.5m~無限)、マクロ(20~50cm)に変更可能で、急にアナログアクションが入っておもしろい。

撮影時のリアルタイムプレビューやメニューの確認は1.8インチ液晶で行うが、フォーカスがかろうじて合っているのがわかるくらい。おおざっぱな構図確認が主になるだろう。このあたりで詳しい人は想像がついていると思うが、撮影感覚としてはきわめてトイデジに近い。またサンプル写真を見てもわかる通り、実にトイデジ的である。

成人男性ならば、ほぼ手のひらに収まるサイズ 撮影時のプレビューは構図の確認くらいにしか使えない。というか、あまり見ないで撮ることのほうが多くなるだろう
メニューはきわめてシンプル。説明書を触る必要がないくらいだ 電源を切ると「Good Bye」と表示される。最近ではすっかり見なくなった表示なので、なんだかうれしかった

多重露光っぽいこともできちゃうヘヴィなトイデジ

イメージセンサーは、310万画素CMOSセンサー。3世代以上前の性能といったところだろうか。レンズは意外に明るく、F2.8。内蔵メモリは4MB、MicroSDカードは8GBまで対応。セルフタイマーやフラッシュ機能を持つが、撮影自体はシャッターを切るだけ。シャッター速度なISOの設定変更はできない。

そのため、晴天下は別として、慎重にシャッターを切らないとまずぶれる。また暗所の場合は致命的に弱く、夕暮れどきが限界といったところだろうか。なお、デジタルズームは最大8倍まで対応しているが、スマホのデジタルズームでもわかる通り、期待できない画質になるため、封印推奨だ。

チューニング自体はトイデジを意識しているのか、風景写真は基本的に味がじわじわと出る絵になるため、厳密な撮影用というよりは、はやり小ネタ用やプレゼント用にピッタリだ。また海辺でオールドチープな作品を撮ってみたいという場合にもちょうどいいだろう。

防水機能を試しつつ、お風呂で撮影してみたもの。手ぶれ補正をオンにしてみたが、ブレていた 木陰で撮影した場合は、とくに違和感のない写真になった。白がふんわりしやすいのは、スマホも同じだ マクロ機能をオンにして、モニターでピンが合ったとおもったところでシャッターを切ってみたが、見事にピン抜けをしていた。ピンの合っている部分は意外と像がシャープ

また、デフォルトの写真解像度は3Mに設定されている。5Mでの撮影も可能だが、データ書き込みが遅いため、余裕を思ってシャッターを切っていかないと、下記のように多重露光っぽい写真になってしまう。さらに、どうなるか予想がつかないため、このあたりもトイデジらしい要因だ。

空なら安定するかとおもったが、周辺光量が足りないトイデジ的な絵になった 短時間でシャッターを切ると、写真のような状態になる。左を先に撮影したもので、右はその直後に撮影したもの。また画面下部を見ると、データ書き込みが途中で終っているのもわかるのだが……発色は筆者好みだ

……というように、見た目がかわいいため、「デジタルカメラ」というよりは「頑丈なチャーム」としてカバンつけておくのもいいし、スマホをTHEクラッシュ送りにしないための「危険なシーン用」として用意しておくのもいい。

価格は4,999円と手に取りやすいのもいいところなので、誕生日プレゼントに渡してみるのもいいかもしれない。画質については好みの分かれるところだが、晴天下で金属物質を撮影した場合の出色はとてもセクシーになる。明るいところでヒートスプレッダーやCPUファンクーラーを撮影してみるのもおもしろそうだ。

コンパクト デジタルカメラ HCM-300シリーズ DN-82603
http://www.donya.jp/item/23368.html

 

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