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2012年6月29日

音楽を「体感」しながら楽しめる
クッション型4D スピーカーユニット
「DN-68890」

 

「DN-68890」は、椅子にセットするスピーカー+ウーハー

上海問屋が取り扱う多数の製品群から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回のアイテムは「クッション型4D スピーカーユニット DN-68890」。「椅子にセットするスピーカー」といったもので、椅子従来の背もたれ機能に加え、スピーカー機能をゲット、……できるだけでなく、ウーハーもあるため、ステキな重低音をその身をもって体感できるというアイテムだ。ゲーマー諸氏だけでなく、すっかりアイドルソングやらアニソンの街でもあるAKIBA GUYSたちは要チェック!!

実売価格は19,999円(税込・送料別)で、上海問屋製品では高めだが、その分、臨場感と体感度はなかなかだ。

椅子にマウントするだけでカンタン

「クッション型4D スピーカーユニット DN-68890」は、椅子の背もたれくらいのサイズをイメージしてもらうとわかりやすいだろうか。結構サイズは大型で、実寸でいえば、幅400mm×高470mm×奥行き125mm。標準的な椅子であれば設置できる大きさで、事前にチェックするのならミニタワーを椅子の上におけるかどうかで確認するか、ATXマザーの箱を置いてみると、サイズ感がよくわかるだろう。(ところで、ミニタワーの中身を弄るとき、筆者は椅子の上に乗せて作業を行うのだが、そういう人は多いのではないだろうか)

セット方法はカンタンで、背もたれに置いてベルトで固定するだけ。ベルトは背もたれが小さいタイプのときに必要なくらいで、大型の背もたれがある場合は使用する必要はない。どちらかといえば、座椅子などの場合にあると便利な存在だ。

注意点としては、奥行きが125mmと長いため、椅子によっては座面積の2割を占有されてしまい、ちょっと座りにくくなる可能性があるところだ。やや椅子を選ぶところがあるので、気になる人は、必ず愛用チェアーの座面積を確認しておこう。

固定用のベルトはリュックサックと似た形状。写真の椅子は背もたれの高さがあるため、しっかりと固定できなかったが、使用時にズレることはなかった 意外と厚みがあるため、設置したい椅子の座面席は必ず確認していこう。伸びているケーブルは、黄色のものがオーディオ出力、黒色のものが電源ケーブルだ 実際にもたれてみたもの。ドライバーユニットを内蔵しているが、クッションがあるため“もたれる”くらいの過重なら問題ない。座布団にもできない点がちょっと残念

スピーカーとしてもウーハー単体としても使える

製品名からもわかる通り、ドライバーユニットとして1インチ×2、3インチ×2、6.5インチ×1を搭載する……カンタンにいえば、スピーカー+ウーハー。本体上部にはコントロールパネルがあり、電源のオンオフのほか、SUPER BASS、TREBLE、BASS、VOLUMEのツマミがある。純然たるスピーカーとして使用する場合は、SUPER BASSを少し回して、VOLUMEを調整して音楽を楽しめる。

またお好みでTREBLE、BASSを回せば、「重低音寄り」もできれば、「ドンシャリな感じ」にもでき、意外と楽しめる。もちろん、背中にウーハーからの振動があるため、ことFPSではだいぶ臨場感のあるプレイを楽しめた。

入力はステレオミニプラグなので、スマホや音楽プレイヤーは当然として、3DSやPS Vitaのプレイ用としても優秀だ。とりあえず、ダラっとしたいなぁというときにちょうどいいし、がっつりゲームをしたい場合もセットするだけでOK。使わないときはクッション代わりにもできる点も評価したい。

また、ほぼウーハーのみとして運用したい場合は、SUPER BASSとBASSを最大にして、TREBLEを最小にすると、重低音だけの状態になる。オーティオ用の二股分岐ケーブルが付属しているため、高音中音は既存のオーディオ環境に入力し、低音部は「DN-68890」に任せるといった使い方にも対応。低音は思いのほか響くため、時間帯を選ぶが、FPSにはちょうどよかった。RPGやグレネードの爆発時に、背中に感じる振動が心地いいし、没入感もより高まるのだ。

本体上部にあるコントロールパネル。なぜかMP3 IN(オーディオ入力)があるのだが、別段使用せず 本体上部両サイドにあるスピーカー。位置が意外によく、FPSでいえば何かしらの飛来音や足音がよく聞き取れた

それにしてもリュックサックっぽい……

さて、ビジュアルを見ていくとわかるのだが、本製品の外観部材はもともとリュックサックだったのではないだろうか。サイドにある2重のファスナーやメッシュ加工の小物入れの存在、そして固定用のベルト。裏を返せば、内部にアクセスが用意なので、音回りの改造もできるということだが、とりあえず、背負ってみることにした。

想像以上にジャストフィットしてしまった件について。肩当てなどを追加すれば問題なく、モバイルできそうだ

背負った状態で音を鳴らしてみたところ、ベルトで背中に密着するようにすれば、ちゃんと振動を体感できた。やや変則だがPC操作はあぐらをかいて行うというユーザーにも対応してくれそうだ。また陽気な黒人さんがよくやっている“ラジカセを肩に担いだ状態”にも近い感覚。リュックサックの聖地でもあるアキバの新しいファッション……にはなりにくそうだが、イベント時にちょういいアイテムかもしれない。電源はDC 12V/2Aなので、ノートPC充電対応のモバイルバッテリーがあれば数時間は動作するだろう。重量約3.7kgなのでタフな状況になることは間違いないのだが。

というわけで背負った状態で音楽を鳴らしてみた動画を用意した。装着者が思いのほか、いいあんばいに感じたためノリノリである。

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音楽は耳で楽しむだけでなく、ライブやサーキットでも感じたことのあるように、体で感じて楽しむものでもある。PCゲーム用途でいえば、FPSにピッタリだし、オンラインゲームも同様に派手な重低音が多いため、より没入して楽しめることだろう。ちょっと家の音環境を変えてみたいというユーザーはチェックしてみてほしい。「クッション型4D スピーカーユニット DN-68890」を使って、PSO2を遊んでいたら、あまりに楽しくて、〆切りギリギリになってしまったことも付け加えてこう。

クッション型4D スピーカーユニット
DN-68890 製品情報

http://www.donya.jp/item/21527.html

 

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