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2012年8月31日

GPS付き防水腕時計で
お出かけログをきっちり残そう!!

 

 


今回は「屋外スポーツをサポートするスポーツウォッチ アウトドア向け GPS腕時計 上海問屋 DN-68017」

上海問屋が取り扱う多数の製品群から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回のアイテムは「屋外スポーツをサポートするスポーツウォッチ アウトドア向け GPS腕時計 上海問屋 DN-68017」。GPS機能を内蔵したアウトドア向けの防水腕時計で、ビジュアルとしてはG-SHOCKシリーズよりのゴツいデザイン。

また、PCとの連動機能もあり、お出かけしながら移動ログが取れてしまう……とまぁ、AKIBA PC Hotline!読者向けの製品。スマホでも同様のことが可能だが、バッテリーの持ちや精度を考えると、本製品をオススメしたくなる。

価格は11,999円(税込・送料別)だ。

デジタルとアナログの混合デザイン

まずは見た目から。女性が装着するには大きめで、ベルト込みでの大きさは幅約170mm、ユニット部の直径は約51mm、厚さは18.5mm。重量は約78gで、一般的な腕時計からするとゴツくて重いことになるが、装備してみるとそれほど重さを感じないで済んだ。

盤面デザインは、時針・分針・秒針はアナログで、盤面は液晶によるデジタル方式。デジタル部分では、バッテリー残量やGPS感度、方位、時間といった情報が表示される。バックライト機能もあり、暗所でも確認可能。また四隅にはMODEボタンとFUNCTIONボタン、LIGHTボタン、RECボタンがあり、プッシュごとに対応した機能を使用できる。アウトドア前提ということもあり、4つのボタンは大きく、手袋を装備した状態でも快適に操作できるだろう。なおボタン操作はけっこう複雑なので、事前に説明書の熟読を推奨する。

防水性能は、50m(5ATM)防水と表記されているが、取り扱い説明書を読むと「水中ではボタン操作しないでね!」とあるため、水辺での利用時はその点だけには注意しておきたい。また操作温度についても、ウィンタースポーツからサマースポーツにまで対応する、-10〜45度なので、日本国内においては、まず場所を選ばず活用できるだろう。

4つのボタンは、いずれも指先大で手袋を装備していても操作がしやすい 充電とデータ通信は付属のクレードルを使用する。GPS使用時は約4時間、時計機能のみの場合は約60日。充電時間は、約6時間。またバッテリー残量がなくなると自動的に時計のみのモードに切り替わる

GPS精度をチェック

さて、GPS精度だが、カタログスペックで測地系WGS-84、測位精度は「10m以下、95%、RMS、通常」とある。

簡単にいうと、精度は高め。下記検証ではほぼ歩いた位置をきれいにトレースしていた。また、データ更新周期は毎秒ごとで、保存容量は約12時間になっている。スペック上では「6秒ごとにトラックを1カ所保存」とあるが、設定箇所が不明なままだった。GPS使用時のバッテリー駆動時間は、約4時間なので、1日連続使用というのはちょっとつらい。

GPSロガーのデータ参照は、付属の「Track Star」で確認できる。記録されているデータは、GoogleMap上に移動ルートが計測されるほか、移動距離や移動速度、消費カロリーなどを確認できるだけでなく、時系列ごとにフォルダー分けしてくれるので、毎日の行動ログを作成するにも役立つだろう。

取材で訪れた鈴鹿サーキットでチェックしてみた 細かいレベルでは、位置ずれが生じているが、記録として残しておくぶんには申し分ない精度を見せてくれた。また画面右下のスライダーで、移動ルートの確認もできる こちらは移動速度を表示してみたもの。GPS受信状況によるムラが生じているが、遮蔽物がない環境であれば、だいぶ正確な数値を得られるだろう
記録したトラックごとのデータでは、時間と座標、トラック間の移動速度、高度が確認できる 距離はグラフでも確認できる。複数のポイントが、1.6km程度の移動だとフラットなグラフになった 消費カロリーは、移動速度からも算出するためだろうか、こちらもフラットなグラフになってしまった。実際にはピットウォークでの撮影だったので、屈伸運動が豊富だったことからすると、表示以上のカロリーを消費していただろう

また「Track Star」では、目的地の設定が可能で「NAV」モードにしておけば、文字盤上のコンパスが目的地を指し、さらに目的地までの距離を示してくれる。本機能は、お出かけ先が複数ある場合や、ロードバイクでこぎ出す場合に便利といったところだろうか。筆者も使ってみたが、バッテリー駆動時間の問題から、最終的には使わない方向で着地してしまった。

ただ、途中に車や電車での移動を挟むのであれば、クレードルで充電しながら使用する手段もあるので、状況次第といったところだ。

「Track Star」で目標地点を設定すると、本体盤面上のコンパスが方角を示してくれる。登録できる目的地は最大9カ所

オールシーズンに対応するGPS腕時計

バッテリー駆動時間には、やや不安があるものの、ウィンタースポーツからサマースポーツ、秋のハイキングにまでと幅広く運用できる。下手にスマホにGPSロガーを任せておいて、スマホのバッテリーが枯渇するよりはいいし、モバイルバッテリーで充電するためにわざわざ邪魔になるケーブルを用意する必要もない。

またGPS精度にしてもスマホよりも上なので、十分に導入する価値がある。また目的地登録機能はだだっ広いところで遊ぶときにも便利で、集合場所用に設定しておくといったことにも使えるだろう。また普段使いの腕時計にしても、男児諸君の腕に馴染むゴツさなので、多機能時計を探している人もチェックしてもらいたい。

アウトドア向け GPS腕時計 上海問屋 DN-68017
http://www.donya.jp/item/23256.html

 

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