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2016年5月31日

ハイレゾ対応で実売5千円、ハイブリッドドライバ搭載のカナル型イヤホンを試してみた

 

 


「ハイレゾ対応 ハイブリッドイヤホン DN-13578」。上海問屋オリジナルのパッケージ

 今回のアイテムは「ハイレゾ対応 ハイブリッドイヤホン DN-13578」。ハイレゾ対応ながら販売価格が税込4,999円と、音質良好でハイコストパフォーマンスなイヤホンだ。

BA型とダイナミック型の2つを備えたハイブリッド構成
カタログスペックも上々

 冒頭の写真でもわかるが、今回の製品は上海問屋オリジナルのパッケージを採用しており、平素より上海問屋を愛用する諸氏においては「バルクじゃない……」「白いパッケージじゃない……」と違和感を覚えていると思うが、筆者もそうだ。担当者に確認してみたところ「量販店に並んでいても、違和感がないようにした」とのことで、キレイな上海問屋な路線といったところだろうか。

 さて、製品を見てみよう。形状はスタンダードなカナル型になっており、本体とイヤーキャップ(S/M/L)が付属している。また、ケーブルはY型で約1.2mと、このあたりはフツーだ。

 スペックを見てみると、ドライバユニットは、バランスドアーマチュア(BA)×1と直径8mmのダイナミック型(ベリリウムコート)×1のハイブリッド構成となっている。国内で音響測定を実施したというカタログスペックは、再生周波数帯域20Hz~40kHz、最大入力10mW、感度100db/1mW、インピーダンス27Ω。価格からすると上々すぎるスペックになる。

カラーリングはガンメタル イヤーキャップは3種類付属し、Mサイズは本体にセットされた状態でパッケージングされている
プラグは金メッキ仕様

 使用時の注意点としては、イヤーキャップが外れやすいことだろうか。ポケットへの出し入れでも外れていることが多くあった。この点については、イヤーキャップの内側に両面テープを貼り付けるか、本体側にあるイヤーキャップ固定用の凹みを粗めのサンドペーパーで軽く削って抵抗値を変更しておくといいだろう。

イヤーキャップを固定する場所までツルツルなので、そこに軽くサンドーペーパーをかけると、イヤーキャップが外れにくくなってイイ感じ

女性ヴォーカルは特に聴きやすい一品

 試聴は、iTunesとe-onkyoから購入した音源でチェックしてみた。音源は「いけないボーダーライン」(TVアニメ マクロスΔ 挿入歌/ワルキューレ)。iTunesからの音源再生は、iPhone 6s Plusを使用し、e-onkyoからの音源はZoom TAC-2としている。

 傾向としてはバランス重視で、気持ち低音が強めに出てくる。高音域もクリアで中音もしっかりと聞こえるといった具合だ。女性ヴォーカルはとくに聴きやすいため、最近のアニソンをよく聴くのであれば、気に入る可能性は高いだろう。また、ハイレゾ音源ではないiPhoneからの試聴でも純正イヤホンとの差をしっかりと体感できた。

 すでに高性能なイヤホンを持っている人からすると、音の違いを楽しめるアイテムになるが、ハイレゾ対応イヤホンはどれがいいのか迷っている人であれば、価格帯からしてもエントリーにちょうど良いものだろう。いずれにせよ、試聴できるドスパラの店舗はいくつかあるようなので、イヤホンを探しているのであれば、今回の製品をチェックしてみてほしい。

ハイレゾ対応 ハイブリッドイヤホン DN-13578
https://www.donya.jp/item/73726.html

 

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