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窓口だと作りづらい子供の銀行口座を楽天銀行で開設した

マイナポイント第2弾がスタートしました。マイナンバーカードの健康保険証としての利用申し込みで7,500円相当、公金受取口座の登録でさらに7,500円相当のポイントが付与されるというものです。

第1弾のときと同じように自分だけでなく子供の分も申し込もうとしたところ、第2弾の「公金受取口座」の登録は本人名義のみ可能とのことだったので、この機会に子供名義の銀行口座を作ることにしました。

マイナポイント第2弾では、健康保険証としての利用申し込みで7,500円相当、「公金受取口座」の登録でさらに7,500円相当のポイントを付与

以前、店舗がある銀行の窓口で子供の銀行口座の作り方について問い合わせたところ、「子供が一緒じゃないと不可」で、「口座を作る目的が明確じゃないと開設できない」と言われ諦めたことがあります。

貯蓄目的だったのでそう伝えたところ、「本当に貯蓄目的ですか?」となぜか怪しまれ微妙な反応。また、普段保育園に通っている子供を銀行窓口が開いている平日に連れていき、さらに手続きの間待たせるのは厳しいので現実的ではないと判断しました。

そこで考えたのが、インターネット上で口座開設できるネット銀行。楽天銀行で自分名義の口座を持っており、同行間の振込手数料は無料なので、子供名義の銀行口座も楽天銀行で作ることにしました。ウェブからの申し込みだけで開設でき便利でしたが、ちょっとわかりづらいところもあったので口座開設の流れをレポートしたいと思います。

楽天銀行で子供名義の口座を開設

手続きは、楽天銀行の「子供名義の銀行口座開設」ページから行ないました。最初、子供名義の口座開設ができるのかわからなかったのですが、楽天銀行では専用のページが用意されており0歳児でも口座を開設できます。

楽天銀行の場合、12歳以下の子供の口座開設は親権者が代理で手続き可能とのこと。印鑑は不要ですが、子供と親権者両方の本人確認書類の提出が必要となります。

楽天銀行の場合、12歳以下の子供の口座開設は親権者が代理で手続き可能

「お客さま情報」の入力でつまづく

申し込み画面から必要事項を記入しますが、まずつまづいたのが「お客さま情報」の記入。親権者である自分の名前や生年月日を入力するべきなのか、子供の分を記入するべきなのかがわかりません。申し込みの流れにも細かい説明がなく、ここで5分くらい迷いました。

申し込み画面は「子供名義の銀行口座開設」ページから遷移しましたが、専用の申し込み画面ではなく、大人が申し込むときと共通のページなので、下部までスクロールしても特に親権者情報を入力する欄がありません。

色々試した結果、「お客さま情報」には子供の名前や生年月日を入力すればいいことがわかりました。子供の生年月日を入力すると12歳以下であると認識されたようで、下部に親権者情報を入力する欄が現れました。説明ページが一切ないのでかなりわかりづらいです。

「お客さま情報」入力画面。親権者、子供どちらの情報を入力すればいいのかわからずつまづきましたが、子供の情報を入力するのが正しかったです
「お客さま情報」に子供の生年月日を入力すると、下部に「親権者情報」を入力する欄が現れます

そのまま親権者情報など必要事項を入力すると、キャッシュカードの選択項目になります。16歳以上だとデビッド機能付き、18歳以上だとクレジット機能付きが選択できますが、16歳未満はこれらの機能が付いていない通常のキャッシュカードのみ選択できます。

最後に提出する本人確認書類の種類を選択します。一番上に「住民票写しの原本」があり、こちらだと親子で1点の書類提出で済みますがウェブでの提出ができず、郵送提出のみになり時間が掛かります。

住民票の写し以外だと親子でそれぞれ2点ずつ本人確認書類の提出が必要になりますが、アプリを使って写真を撮って送るだけで済みます。なので子供の本人確認書類はマイナンバーカードと健康保険証、親権者分はマイナンバーカードと運転免許証を選択しました。

16歳未満は通常のキャッシュカードのみ選択できるようになっています
本人確認書類を選択。一番上に「住民票写しの原本」がありますが、これは郵送提出のみ。アプリから写真を撮って送れるマイナンバーカードなどを選択しました

これで必要事項の記入が終わり、申し込みが完了すると入力したメールアドレス宛に「口座申し込みの完了」メールが届きます。このメールには、アプリで本人確認書類を提出するのに必要な「登録番号」と「アクセスキー」が記載されています。

メールが届いたら「楽天銀行」アプリを開き、「本人確認書類などを送る」→「口座開設」をタップし、メールに記載されている登録番号とアクセスキー、申込時に登録した生年月日を入力します。

申込みが完了するとメールが届きます。アプリで本人確認書類を提出するのに必要な「登録番号」と「アクセスキー」が記載されているので、必ず確認しましょう
「楽天銀行」アプリから「本人確認書類などを送る」→「口座開設」をタップし、登録番号やアクセスキーを入力

申込みから2週間でキャッシュカード到着

後は画面に従い、マイナンバーカードや運転免許証を撮影して送信。「本人確認書類提出完了」の画面が出たら終了ですが、この画面に今後の流れが記載されているのでスクショを取っておくことをおすすめします。

なぜなら、本人確認書類提出完了に関してはすぐにメールが届かないからです。今後の流れは、楽天側で本人確認が完了すると、キャッシュカードが入った「Thank youレター(初期設定ガイド)」が簡易書留で2日~2週間ほどで送られてきます。そこに記載されているユーザーIDやログインパスワードを、楽天銀行のサイトに入力して初期設定を完了させます。

簡易書留が2日~2週間で送られてくるという情報は、現段階ではこの「本人確認書類提出完了」の画面にしか記載されていません。スクショを撮っておかないと一時的に流れがわからなくなるので、手順に不安がある人はスクショを撮っておくと良いでしょう。

なお提出完了画面には、口座開設状況は楽天銀行アプリTOP画面の「口座開設状況を確認する」から確認できると記載があるのですが、アプリTOP画面に該当の項目が見当たらず……。色々探した結果、「登録番号」と「アクセスキー」が記載されているメールに、口座開設手続きの進捗状況を確認できるページへのリンクがありました。

アプリ画面に従ってマイナンバーカードや運転免許証を撮影。最後に「本人確認書類提出完了」の画面をスクショしておくことをおすすめします

提出した書類が無事に受理されると数日後に、「口座開設の事務手続き完了と初期設定ガイドの発送について」というメールが届きます。筆者は書類提出から6日後にメールを受け取りました。

そこには3~10営業日で初期設定ガイドを発送すると書かれており、6営業日後に簡易書留で初期設定ガイドが送られてきました。後は初期設定ガイドに従い、楽天銀行のサイトにログインしたら口座開設完了です。

申込みから2週間で初期設定ガイドとキャッシュカードが送られてきました

最初にネットで申し込んでから口座開設までに掛かった時間は2週間でした。初期設定ガイドにはキャッシュカードのほか、取引時に使うセキュリティカードが同封されているので紛失しないように気をつけましょう。

申込み途中はわかりにくいところもあり、すべてスムーズに手続きできたとは言えませんが、窓口に行く面倒さを考えたらネットですべて完結するのはやはりありがたいです。

子供の銀行口座は、最初の入金額を出生体重と同じにして、通帳を見返したときに懐かしむ文化があるようです。ネット銀行だと紙の通帳がないので思い出として残しにくいですが、せっかくなので筆者も子供の出生体重と同じ額をまずは入金してみようと思います。