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OpenAI、DevDayで20超の新機能 8.4万円のProプランや共有スペース

OpenAIは「DevDay 2026」で、ChatGPTやCodex、AIモデルなどに関する新機能やサービスを発表した。常時稼働するエージェント「dots」や新モデル「GPT-6.1 Sol」のほか、ChatGPTの共同作業機能、Codexのクラウド対応、プラグイン拡張などを展開する。

dotsは「GPT-6 Astra」を搭載した常時稼働のAIエージェント。専用のクラウドコンピューターとブラウザーを持ち、必要に応じてコードの記述やテストも行なえる。OpenAIのプラグインエコシステムを通じ、4,000以上のアプリに接続可能。

ユーザーが目標や任せる範囲を設定すると、接続したアプリやツールを使って継続的に作業する。複数のプロジェクトを並行して進めることもでき、ユーザーは作業状況を随時確認できる。

ChatGPTのWeb、モバイル、デスクトップに加え、テキストメッセージ、Slack、Microsoft Teamsから利用可能。チャネルをまたいで文脈を引き継ぎ、質問や追加指示、進捗確認ができ、音声通話にも対応する。

直接指示を受けていない間も、接続したアプリを読み取り専用で参照し、必要な作業を探す「プロアクティブリサーチ」を行なう。操作ごとに許可、承認必須、ブロックを設定でき、重要な操作はユーザーの承認を必要とする。

月額500ドルの新プランを導入

GPT-6 Solを強化した「GPT-6.1 Sol」は、エージェント型コーディングやコンピューター操作、専門業務に対応する。GPT-6 Astraの標準入出力トークン料金の5分の1で提供し、API、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduで利用できる。

料金プランでは、月額500ドル(84,000円)の新しいProプランを導入する。より高い利用上限に加え、OpenAIのフロンティアモデル「Astra Ultrafast」を利用可能。ChatGPT WorkとCodexでは、標準のAstraと比べて最大8倍の速度で動作する。

あわせて、速度を重視するワークロード向けの「Ultrafast」を展開する。GPT-6 Astra UltrafastはAPIで利用できるほか、新しい月額500ドルのProプランと対象のEnterpriseではChatGPT WorkとCodexからも利用できる。トークン生成速度はCodexで最大8倍の毎秒300トークン、APIで最大6倍。GPT-6.1 Sol Ultrafastも近日提供予定とする。

Codexをクラウド化 CLIやコードレビューも強化

Codexはクラウドで利用できる「Codex Cloud」を展開する。自分のコンピューターやスマートフォンからのリモート操作を含め、デバイスを問わずアクセスでき、再利用可能な開発環境も利用可能。チームでは、承認済みの設定と権限を備えた共通環境を利用できる。Plus、Pro、Business、Healthcare、Education、Enterpriseで利用可能。

さらに、Codex CLIも刷新し、音声チャットに対応する。Codexに直接話しかけてタスクを開始したり、進め方を指示したりできるほか、新しい「/agents」ビューから複数のエージェントに作業を割り振り、各タスクの進捗を確認できる。プロンプト編集やセッション再開を改善し、worktreeの組み込みサポートも追加する。

ChatGPTデスクトップアプリにはコードレビュー機能を追加。複数プロジェクトの概要や差分を確認し、潜在的な問題についてCodexに質問できる。自動レビューでは、ユーザーの不在中もCodexがクラウド上で初回レビューを進める。GitHubのプルリクエストとGitLabのマージリクエストに対応する。

「Codex Security Cloud」では、新しいコミットの継続的なチェックに加え、GitHubリポジトリ全体を任意のタイミングや指定したスケジュールでスキャン可能になる。調査、重複の自動排除、修正はクラウドで実行し、デスクトップ版とWeb版Codexのプラグインとして提供する。

Agents APIにコンピューター操作 AWS連携も

開発者向けの「Agents API」にはコンピューター操作を追加する。アプリ側で仕事を定義し、ツールやデータを接続することで、マルチエージェントやツール検索、ツール呼び出し、コンパクションなどCodexの機能を利用できる。

API経由で利用でき、500ドルのプランの契約者と対象のEnterprise ユーザーは、CodexとChatGPT Workでも利用可能。

AWSでは「Amazon Bedrock Managed Agents for OpenAI」を提供する。Agents APIを基盤にAWSのカスタマイズと連携機能を加え、ユーザーが管理するコンピューティング環境やAWSリソースを利用できる。

ChatGPTプラグインを強化 開発・連携機能を拡充

ChatGPTでは「プラグイン拡張機能」を提供する。開発者はChatGPTのサイドバーにプラグイン専用の領域を設けるほか、会話と並行して操作できるインタラクティブなパネルや、対応するファイル形式のビューアーなどを構築できる。全プランで利用可能。

「Sites」では対応するChatGPTプラグインを組み込めるようになる。ワークスペースのメンバーがそれぞれの権限でログインし、自身が接続したデータを使って同じアプリを利用可能。自動処理の追加や管理にも対応する。

ChatGPT Spaceで共同作業 文書やスライドも

共同作業向けには「ChatGPT Space」を提供する。専用スペースにチームを追加すると、ChatGPTを含むメンバーが共通の目標や過去の作業を踏まえて作業できる。会話からページやスライドの下書きを作成し、ユーザー自身やチームによる編集にも対応する。Pro、Business、Enterprise向けにデスクトップアプリとWebで利用でき、モバイルにも近日対応予定。

「Living Pages」は、エージェントやチームメンバーとの共同作業向けに設計した新しい文書機能。ChatGPTやdotとともにグラフ、インタラクティブなダッシュボード、画像などを生成し、見出しや表で整理できる。接続したツールの情報をもとに、ToDoリストや進捗管理表を自動更新する設定にも対応する。

スライドには共同編集対応のプレゼンテーションエディターを追加する。テキスト、図形、画像、グラフを扱えるほか、会話からスライドを作成したり、既存のテンプレートから作業を始めたりできる。複数のメンバーによる同時編集やコメントに対応し、PowerPointやGoogle スライドへのエクスポートも可能。

チーム機能を強化 SlackやTeamsでもChatGPT

BusinessとEnterpriseではチームの作成とタスク共有にも対応する。ページ、プレゼンテーション、スプレッドシートなどをチームで共有し、毎週のプロジェクト進捗報告などの定期業務をChatGPTに任せられる。指定したスケジュールのほか、メールやSlackの新着メッセージなどをきっかけに動作させることもできる。

SlackとMicrosoft Teamsでは「@ChatGPT」を利用できる。チャンネル、スレッド、DMでメンションすると、議論をプロジェクト概要にまとめたり、バグを調査して修正案を用意したりできる。チームメンバーは個別のChatGPTライセンスがなくても同じ会話に情報を追加できる。

会議向けには「Meetings」プラグインをProとBusiness向けにベータ提供する。会議を録音してメモをChatGPT Spaceに保存し、要点や決定事項、次のステップをまとめられる。Enterpriseにも近日対応予定。

作成したSitesやプラグインをまとめて公開できる「共有可能なプロフィール」も提供する。チームメンバーは共有されたスキルを見つけることも可能で、スキルの共有範囲はワークスペース内に限定される。

プロフィール共有やChatGPTサインインも

外部サービス向けには「ChatGPTでサインイン」を提供する。新たなパスワードを作成せずにChatGPTアカウントで対応製品へログインできる。共有される情報は名前、メールアドレス、設定している場合のプロフィール写真で、チャットやメモリは共有されない。それ以外の情報へのアクセスには別途承認が必要になる。