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インボイス制度で「領収書回収の手間が増えた」経理担当者は8割 LayerX調査

請求書処理、経費精算などの「バクラク」シリーズを展開するLayerXは、経理担当者を対象とした「インボイス制度後の領収書回収」に関する調査の結果を発表した。経費精算に必要な領収書は、約4件に1件で不備が発生しており、経理担当者の約8割が、経費精算に領収書回収の手間が増えたと回答している

2023年10月のインボイス制度開始から半年の節目を迎えるにあたり、経理担当者420名を対象に「インボイス制度後の領収書回収」に関する調査を行なった。調査時期は3月18日~3月20日、手法はインターネット調査。

その結果、経理担当者の78.6%が、経費精算に必要な領収書回収の手間が増えたと回答。手間が増えた業務の1位は「領収書がインボイスの要件を満たすかの確認」(64.2%)、2位が「適切な領収書回収に向けた従業員への法制度・対応に関する周知」(55.8%)、3位が「適切な領収書発行に向けた取引先への対応依頼や周知」(46.7%)となっている。

また、インボイス制度後、経費精算のために回収した領収書のうち、約4件に1件の割合で不備が発生。最も発生している不備は「登録事業者なのに登録番号の記載なし」が48.6%となっいる。

LayerXでは、「請求書における登録番号記載は対応が進んでいるが、発行主側の『領収書』への登録番号記載等の対応が未だ進んでいない」と分析している。